内なる無限健康を自覚する祈り
(上のプレイヤーで音声が聞けます)
私は今、内なる神の命に生かされている。内なる神の知恵に生かされている。内なる神の愛に生かされている。そのことを如実に深く感じるのである。人間は肉体ではないのである。肉体は、自己の内なる神の知恵と愛と生命の表現ではあるが、神の子・人間そのものではない。神の無限の生かす力が肉体の背後にあるが、人間の心が曇っているときには、その“曇り”が肉体に現れるのである。しかし、いかなる“曇り”が現れようとも、肉体の奥にある神の子・人間の無限健康にゆるぎはないのである。肉体を「我」と思うことなかれ。病んでいる肉体を「我」と見ることなかれ。病患部を自分と同一視することなかれ。病患部は我にあらず、我以外の夾雑物が本当の我の表出を妨げているのである。そこから、本当の無限健康の我が表出してくる有様を見よ。心の中でアリアリと感せよ。その背後で動く、神の癒す力を信ぜよ。その力こそ我そのものである。
肉体は60兆個以上の細胞からなると言われるが、そんな多数のものが無意志、無目的で集まることはないのである。60兆個が偶然集まって、明確な意志のもとに一糸乱れぬ活動をするはずがないのである。その背後に、「我」の意識を超えた無限の知恵者が存在するのである。その知恵者の声を聴け。その知恵者の希望を尋ねよ。その知恵者のおかげで、肉体の60兆個の細胞は「我」が意識せずとも、「我」が睡眠中も、調和・統一して活動を続けている。その無限の知恵者に語りかけよ。その無限の知恵者を信頼せよ。その知恵者こそ神の子・人間であり、我の本体である。肉体の「我」のこだわりを放ち、肉体の「我」の憎み、恨み、憂鬱、焦燥の感情を放棄せよ。肉体の「我」にこだわる者は肉体を超えることあたわず。肉体の「我」のために他者を憎み、恨み、憂鬱となり、焦燥する者は、肉体・我の束縛から解かれない。無限の知恵者の存在を信じて肉体の「我」を超克するとき、初めて神の子の無限健康の自覚に至るのである。
我は60兆個の細胞にあらず、その支配者にして調律者なり。我に神の無限の知恵があるなり。無限の愛に満ち溢れるなり。無限の生命が鼓動するなり。我いま肉体・我の執着を去り、肉体・我の境界を超越し、すべての人々とともに神の無限の生かす力を呼吸し、すべての生物とともに無限の神の愛を分ち合い、すべての存在と調和する神の無限の知恵を受け入れるなり。我は神と一体なり。我は人々と一体なり。我と天地とは大調和なり。我、今ここに神の子の無限健康を享受するなり。肉体はその無限健康を表出するなり。60兆の細胞はそれを表現するなり。我は神に生かされてあり。我は人々に生かされ、すべての生物に生かされてあるなり。我は、神の無限健康の表現口なり。
我、神とすべての人々とすべての存在に感謝し奉る。ありがとうございます。
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