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よい生活習慣を創り出す祈り

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 神はすべての実在を創られたが、中でも人間を御自身の「似姿」として創造されたのである。創造とは、独特のもの、前例なきもの、比類なきものを無から生み出すことである。神の似姿である人間は、だから神と同様に独特のもの、前例なきもの、比類なきものを生み出すことができるのである。神の無限の自由性が、人間には宿っている。その自由性が肉体的に表れたものが、大脳新皮質の発達である。これにより、人間は他の動物と異なり、自らの生活の仕方を自由に創造することができるのである。

 自由な生き方は神の子・人間の特権である。しかし、我らはその自由を「神の子」として行使するのである。即ち、「神の子」にふさわしい知恵と愛と命に溢れた生活をするとき、我らは幸福と生きがいを感じるのである。「神の子」らしからざる生活をしているとき、我らは憂鬱と焦燥を感じ、生活の改善を強く求める。もし貴方が自分の生活に不満を感じ、焦燥を感じているなら、生活習慣の改善から始めよう。

 生活習慣は心が刻む彫刻のようなものである。我らの一生は、生活習慣が築き上げる壮大な建築物である。「点滴石を穿つ」と言うが、我らは毎日、一時、一瞬の心の持ち方によって生活習慣を形成していく。そして、その生活習慣は「点滴石を穿つ」ように我らの人生の形を決定するのである。人生の成功も失敗も、だから我らがよい生活習慣をもつかもたないかで大きく決まるのである。

 よい生活習慣は、神の知恵と合致するものである。人・時・処に適した効果的な道となるのである。よい生活習慣は、神の愛を表現するものである。生活に関係するすべての人々との一体感を増し、交流が深まるのである。よい生活習慣は、神の生命の流れと一致するのである。一つの動きが他の動きを妨げず、互いに助け合うような相乗効果を生み出すのである。よい生活習慣は、自然界の法則に合致するものである。自然界には春夏秋冬があり、昼があり、夜がある。自然界のリズムは我らの肉体にも宿っている。人間の肉体には昼活動し、夜眠るというリズムがある。このリズムに反する生活習慣は法則から外れているのである。

 よい生活習慣は、神の御心を体現するものである。神は「光」であるから、人生の光明面を見て、さらにそれを拡大することが神の御心である。人々の美点を誉め、物事の中に真・善・美を認めて、それを引き出すコトバを使う習慣をつけよう。心で探し、口で讃え、体を使って表現しよう。我が内なる神の無限の創造力を駆使すれば、必ず我が独特のよい生活習慣が構築できるのである。我、神に感謝し奉る。有難うございます。


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