« “天孫降臨”とは神意の現成なり | トップページ | 運動の変化について »

2012年11月24日 (土)

生長の家ってどんな教え?

Donnaoshie_o  このほど生長の家の秋季大祭を記念して『生長の家ってどんな教え?』(生長の家刊=写真)という単行本を上梓させていただいた。本書については、すでに『聖使命』新聞などで紹介していただいているが、この本は、私が日本各地で開催している生長の家講習会の産物である。「問答有用、生長の家講習会」という副題が、そのことを端的に示している。
 
 私は講習会での午前中の講話に対して、受講者から質問を受け付けているが、それによって私自身がずいぶん助けられている。講話に説明不足の点があれば、質問に答えることでそれが補える。私とは異なる質問者の視点から、同じ教義に光を当てることができる。つまり、多様な形の説明ができる。具体的な設問があれば、教義が理論的、抽象的にではなく、受講者に関心のある事例を引いて説明できる。そういういろいろな意味で、「問答」をすることは、宗教や哲学の分野で欠かすことができない有用な方法である。生長の家の聖経や『生命の實相』などの教典でも、だから問答形式の文は多用されてきた。本書では、その問答の効果が全面的に出ていると思う。
 
 本書は大きく二部に分かれている。第一部は「生長の家の教えの基本を語る」と題され、私が講習会で午前中に話していることのほとんどが収録されている。もっと具体的に言えば、生長の家の基本教義である「唯神実相」「唯心所現」「万教帰一」の解説がここにある。さらに詳しく言えば、今年3月25日に大阪教区で行われた講習会での午前中の講話を加筆修正したものである。
 
 しかし、それは最初の70頁分だけで、残りの約190頁(三分の二)を費やして、30を超える質問と、それらに対する私の答えが続く。これらの質問は、2008年から5年間の講習会で、私が全国の受講者から受けたものから厳選してある。だから、生長の家の教義に関する基本的な疑問には、本書で何らかの回答が与えられているはずだ。もちろん、すべての疑問に完全に答えることなどできない。そんな本は、恐らく誰も書けないだろう。しかし、入門レベルの信徒が抱くと思われる疑問は、本書でほとんどカバーしていると思う。質問の選定に当たってくださった編集部の方々には、深く感謝いたします。
 
 また、本書の文章はすべてが「話し言葉」になっているから、常日頃の私の論文調の書き言葉より数段分かりやすいだろう。その反面、「論理を積み上げていくことで高度の理解に達しうる」という論文の長所は、多少犠牲になっているかもしれない。
 
 本書を出版して、私が今困っていることが1つある。それは、生長の家講習会での講話の半分がここに詰まっているから、今後の講習会での講話をどう組み立てればいいか--という問題である。「本と同じことを話すな!」という受講者の声が聞こえてくるような気がするのだ。しかし、創意工夫は表現者の永遠の宿命だから、鋭意努力するほかはない。読者諸賢には、本書を講習会推進や伝道の一助として大いに活用していただきたい。

 谷口 雅宣

|

« “天孫降臨”とは神意の現成なり | トップページ | 運動の変化について »

宗教・哲学」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

合掌ありがとうございます!このテキスト、手にして買ってないので買わせて頂きます!丁寧にご説明して下りありがとうございます!それと勉強になりますし、生長の家の事を理解している方に伝えることができます。中身が楽しみです。

投稿: 辻昭 | 2012年11月26日 (月) 10時35分

合掌 ありがとうございます。
はじめてコメントを送らせていただきます。

教化部にこのご本が入荷されるやいなや、購入しました。

このようなご本が出版されることをずっと待っていました。私自身は祖父の代から生長の家を信仰している家庭に育ち、生長の家のみ教えが生活の中にとけ込みその中で育ってきましたので、ためらいなく「生長の家を信仰しています」と答えられるものの「生長の家って何?」と改めて聞かれると理解してもらえる答えが見つからなかったり、自分の思いをうまく言葉に出来ずに悩んでいました。
だから、本の表題をみて飛びつきました。
このようなご本を出版していただき「嬉しく有難い」の一言に尽きます。
初心に返り、学ばせていただきます。
心より御礼申し上げます。感謝合掌。

投稿: 吉原千津子 | 2012年11月26日 (月) 12時06分

合掌ありがとうございます

出講先などで、ほとんど生長の家を存じない方に対しての質問に答える時に、とても参考になると思いました。また、質問形式なのでわかりやすいですし。こんな本、待ってました!と感動です。
最初の項目は講習会の講話の内容ですが、生長の家を説明するのに大切なところです。本にしたからといって無しにしないで、この内容の講話はずっと続けていって欲しいと思います。生長の家をこれから知る方もいらっしゃるのですから、お願いします。
ありがとうございます。

投稿: 水野奈美 | 2012年11月26日 (月) 17時04分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« “天孫降臨”とは神意の現成なり | トップページ | 運動の変化について »