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2012年5月14日 (月)

電子版『今こそ自然から学ぼう』が発刊

Imakososcreenshot  私が2002年に出した『今こそ自然から学ぼうーー人間至上主義を超えて』の電子版がこのほど、N&H Publishing から発行された。アップル社の iPhone、iPad、 iPod touch上で読めるもので、同社の iTunes App Store から入手できる。ニュース・リリースのページは、ここから見られる。10年前に出たこの本の書籍版は税込みの定価が1,300円だが、電子版は1,000円である。本欄の読者の中にアイフォンやアイパッドのユーザーがどれほどいるか知らないが、移動先での読書や、講師の講話の補助などに使っていただければ幸いだ。また、スマホやアイパッドを使いこなす若い人々の中には、この本の存在すら知らない人もいるだろうから、そういう人々に勧めていただければ、生長の家が推進している“自然と共に伸びる運動”のよき理解者となってくれるかもしれない。
 
 電子本と紙の本はそれぞれに長短があるが、この電子版の優れた点は図版や写真のほとんどがカラーであるのと、目次から各ページに画面のタップで跳んでいけること、さらには脚注もタップで気軽に見れることだろう。これらは電子本一般の特長である。また、電子本最大の特長は、重さが実質的に「ゼロ」だから持ち運びに便利であり、さらに紙を使わないことで森林破壊を防げる。さらに、何回ページをめくっても「擦り切れる」心配はない。出版社側のメリットは、在庫をもたなくてすむから省資源、省エネ、省スペース、そして在庫管理の手間が不要となる。いいことずくめのように聞こえるが、私は紙の本も大好きであり、とても捨てることができない。紙やインクの匂い、手に持ったときの手応え、表紙や背表紙の存在感、ページを広げて眺める一覧性などは、電子本には望めない。
 
 ということで、気に入った本は、私は電子本と紙の本の両方を買うことになる。日本語の電子本はまだ種類が少ないのが難点だが、英語の本はかなりの数が電子化されてきたから、紙と電子の双方で同じ本を読む機会も多くなった。今後、日本語書籍の電子化が進んでいけば、紙の本が傷まなくなってくるという“予想外”の効果を生むかもしれない。

 電子本についてのご意見や注文は、このブログ以外にもフェイスブックの出版社のページに書き込んでいただいてもいい。
 
 谷口 雅宣

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コメント

谷口雅宣先生

 合掌、ありがとうございます。
 生長の家富山県教化部の事務局長を拝命させて頂いております、後藤富善です。

 今回の総裁先生のご著書の電子書籍化は素晴らしい取組だと感じます。早速、ダウンロードさせて頂きました。

 自炊した電子書籍と比べると、文字や画像の見やすさが段違いに見やすいですね。
 また自炊した電子書籍の場合、マーカーしたい場合は書き込み可能のアプリ「GoodReader」「iAnnotate PDF」等を経由しないと行えません。その点、マーキングも検索もサクサクと行えるので快適です。

 今後、「Ratina-display」等の高精細なディスプレイに対応して行くであろうことを考えると、ワクワクします。

 今回はありがとうございました。

投稿: 後藤富善 | 2012年5月16日 (水) 12時36分

待望の電子書籍です。さっそく購入しました。とても見やすいです。iBooksでなくアプリなのは残念ですが、今後はたくさん出版してほしいです。

投稿: 近藤静夫 | 2012年5月19日 (土) 09時20分

合掌ありがとうございます。
iPodで購入してみました。
画面がiPadに比べて小さいので、読みづらいかなと想像しておりましたが、開いてみるとそんなことはありませんでした。
手軽に持ち運べてとても便利です。
これから、聖典がもっと電子化されるといいなあと思います。
再拝

投稿: 玉西邦洋 | 2012年5月22日 (火) 20時37分

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