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2011年7月26日

旅の空から (1)

 今は7月26日(火)の午後4時すぎ。正確な時刻はわからない。というか、今の私にはあまり重要でない。この日、午前12時15分に出発予定の成田発JL407便でフランクフルトに向かっている最中である。30~31日の週末2日間を使って行われる「世界平和のための生長の家国際教修会」と、次の日曜日にロンドンで行われる一般講演会のことで、心に余裕がない。ドイツでの講話原稿が25日の午前中に仕上がったばかりで、ロンドンでの講話原稿はまだ3分の1ぐらいしかできていないのが気がかりである。その下書きを、成田からフランクフルトまでの十数時間で書き上げれば……と思っていたが、そう簡単にはいかないようだ。
 
 機中の人となってすでに6時間ほどたっているが、ドイツでの講話で使う画像の制作をPC上でやり今、一段落したところである。
 
Kanabunbb  成田空港のJALのラウンジで、この朝撮った写真を2枚、フェイスブックの私のページにアップした。1つは朝食のサンドイッチで、もう1つは、自宅の庭にあるブルーベリーにしがみついて朝食をとっているカナブンの写真だ。人間も食事をするのだから、カナブンが食事をするのは一向に構わないはずだが、人間が育てている果樹の実にしがみついているのを見ると、つい「このぉ~」という気持になる。「奪われている」と感じるからだ。しかしこの時は、自分がこの家を2週間空けるのだから、その間に熟するブルーベリーはすべて“彼ら”の食事になるか、地に落ちて別の生物のエネルギー源になると予測できた。となると、小さな1粒や2粒、あるいは10粒や20粒でも、カナブンに食べてもらってもいいじゃないか、という気持になったのである。
 
 考えてみれば、この同じブルーベリーの木から私も妻も、それから何十匹ものカナブンも、毎日果実をいただいているのだから、「我々は皆仲間だ」と言えるのである。食卓こそ共にしないが、同じブルーベリーの栄養をいただき、生きる喜びを味わっている。しかも、そのブルーベリー自身は、ほとんど無償で無数の果実を動物たちに、またバクテリアにも提供している。「取る」ということの裏側にある「与える」という行為に注目すれば、「奪う」ように見えている様々な現象が、違う意味をもって人間の心に映ってくるに違いないのである。

 谷口 雅宣

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コメント

合掌有難うございます。同じ仲間に加えて頂きたいと勝手に思っている者です。ブログ上で先生の家のブルーベリーさんとはもう随分長いお付き合いをさせて貰っています。恵美子先生が「息子が初物と言って3粒(だったかな?)届けてくれた」と仰っていた事もありましたし、純子先生のお手製のジャムを見ては まるでペロリと舐めたような気持ちにこれ又勝手になって 共有させて頂いて(ごめんなさい)おります。以前先生が「ブルーベリーはとても水を必要とする」と書かれていて水やりには気をつけていたのですが 2本のうちの1本が枯れてしまいました。カナブン君の艶々とした緑色を見て{しっかりかじりついて元気に夏をのりきってね~}と声援を送りました。きっと両先生方がご無事にお帰りになりますまで 「まかせとき~」とお留守番してると思います。ドイツの暑さは伺えませんがお健やかにお過ごし下さいませ。桝谷拝

投稿: 桝谷栄子 | 2011年7月31日 11:11

桝谷さん、

 ブルーペリーさん、カナブン君への暖かいメッセージ、どうもありがとうございます。ドイツは気温が20℃前後と、大変快適なのでありがたいです。今、教修会を終わったところで、一息ついています。今後とも、よろしく……。

投稿: 谷口 | 2011年7月31日 22:33

合掌有難うございます。大変ご多用な中コメントを有難うございます。国際教修会 素晴らしい成果と拝察致します。雅宣先生、純子先生、身心ともに ごゆっくりなさって下さいませ。桝谷拝

投稿: 桝谷栄子 | 2011年8月 1日 22:00

総裁先生、

先生の2005年のブログでブリーベリーをご自宅で摘んでおられると知って、当時、私も苗木を2本買って植えてみました。
しかし、1年もしないうちに枯れてしまいました。
(´;ω;`)ウウ・・・

ブルーベリーの甘酸っぱさが好きなので、家で採れると楽しいだろうなと思います。

投稿: 近藤 静夫 | 2011年8月 5日 06:12

近藤さん、

 それは残念でしたね。
 多分ご存じでしょうが、ブルーベリーには“北方系”と“南方系”があって、それぞれの土地に合う種がいいようです。でも、私の場合、2種を入れてみて、残ったのは“北方系”でした。東京はトンデモナイ暑さになりますが、それでも適応してくれたので有り難いです。山梨県の北杜市に移植しましたが、あまりうまく育っていません。「土地に合う」というのは、なかなかむずかしいです。

投稿: 谷口 | 2011年8月 5日 16:56

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