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2011年6月 9日

“魔法の電球”を買う

 今日は休日を利用して、パスポートの更新のために妻と新宿の都庁ビルまで足を運んだ。昨年の7月に有効期限が切れていたのに気づかなかったのを、今夏、ドイツで行われる国際教修会に間に合わせるためである。夏休み前なので混雑を覚悟して、早めに家を出て地下鉄の駅で顔写真の撮影をすませ、新宿駅で朝食をとり、朝9時の開場前に都の旅券課へ行った。幸い先着は2人しかおらず手続きも簡単にすんだおかげで、午前の時間がポカッと空いた。

Magicbulb1  そこで、普段したくてもできなかったことができた。東急ハンズで“魔法の電球”を見つけて購入したのだ。これは、簡単に言えば「充電式LED電球」である。何が“魔法”かと言えば、ソケットから外しても点灯するからだろう。これは以前、新聞記事で見て知っていたのだが、渋谷の量販店では扱っておらず、ネット経由でしか入手できないと思い、購入をためらっていたのだ。LED電球は安くないので、実物を見て決めたいからだ。が、新宿のハンズ5階に“山積み”されていた。今夏の電力不足を乗り切る手段として売れているに違いない。

 私がこれを求めたのも、似たような理由だ。以前に本欄に書いたようMagicbulb2 に、私は自宅にある太陽光発電装置を利用して、パソコンの使用を“炭素ゼロ”にすることをほぼ達成している。が、さらなるCO2の排出削減をしたいと考えていたので、充電式LED電球の登場はありがたい。この製品が魅力的なのは、普段はLED電球として省エネ効果を発揮するだけでなく、いざ停電という時に懐中電灯に早変わりするからだ。その際、電球本体と螺旋状のソケット接続部との間が伸びて、手で握りやすくなる。わが家では、停電時に備えてロウソクを何本かそろえているが、それ以外は4月27日の本欄で紹介した蓄電池を利用しようと思っていた。しかし、蓄電池を常に満タンにしておく手間は、案外ばかにならない。その点この電球は、普段の使用中に充電しているから、非常時にすぐ使えるし、余分なスペースを必要としない。

この製品は、「Magic Bulb」(MB4W-A)という商品名の充電式バッテリー内蔵のLED電球で、普通の白熱電球でいえば40Wの明るさがある。添付された説明書によると、明るさは240lm、充電時間は4~5時間、自家発光時間は平均で3時間という。東急ハンズ新宿店での価格は、3,900円で1年間の保証書もついている。ただし、不良品の交換の際は「パッケージ類をすべて残してあれば」などの条件がついている。輸入販売元は東京・千代田区にある「ラブロス」という会社で、本体に「made in PRC」と書いてあるから中国製のようだ。「PRC」とは People's Republic of China の略である。

 谷口 雅宣

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コメント

合掌 ありがとうございます。

総裁先生
素晴らしい電球ですね。震災を機に色んなエコグッズの登場はありがたいです。
普段使いで充電できるのは活気的です。

そういえば、職場のダウンライトをLEDにしようかと調べたら、中国や台湾の製品が安価で品質もよくなってきたと最近解りました。知人に聞いたらパソコンのマザーボードやCPUはほぼ台湾製と聞きます。最先端の電子製品のみならず、みじかな家電製品もこれからはそうなるのでしょうか?

ちなみに私も、実物を手にとってからネットで最安値で購入することが多いです。実際手にとり質感を確かめるで安心が得られるからです。

いまわが家は、トイレだけがLEDですが、増やしていきたいです。

投稿: 青木 繁和 | 2011年6月 9日 23:09

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