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2011年3月27日

香川教区の“ど根性”

 今日は抜けるような青空の下、香川県高松市のサンメッセ香川をメイン会場とし、小豆島のサン・オリーブをサブ会場として、香川教区での生長の家講習会が開催された。今回は久々に小豆島に会場を設けて、幹部・会員が熱心に推進したことなどにより、前回より360人(6.8%)多い5,670人の受講者が集まってくださった。組織別でも白鳩会、相愛会、青年会のいずれも前回を上回るよい結果となった。渡辺浩行・教化部長を初めとした教区幹部の皆々さまの献身的な努力(ど根性?)に心から感謝申し上げます。

 渡辺教化部長によると、同教区の今回の成果は“長期計画”の奏功によるらしい。同教区では、講習会開催の約1年前の昨年4月から、誌友会の充実を目的とした拡大月間を2回設けて、誌友会の内容の充実と対象者名簿の整備を行った。また、それと併行して、全教区で聖経読誦“33万巻”を目指した読誦運動を展開して信仰心を盛り上げ、名簿に掲げられた対象者の祝福を行ったという。さらに開催日が近づくと、同教化部長を筆頭にした幹部による県下各地への感謝・激励訪問を熱心に行ったという。その結果、今回久々に会場となった小豆島では、これまで組織活動が停滞していたにもかかわらず、幹部の熱意が燃え上がり、また“休眠中”だった信徒も運動に再びもどり、前回は88人の参加者が今回は354人の確定者を出すなどの好結果が生まれたという。小豆島以外の地域の人々も、きっと同様に誌友会の充実と家庭訪問で成果を上げたのだろう。

 講習会の帰途、高松城跡である「玉藻公園」へ寄った。高松城は、16世紀末に生駒親正(いこまちかまさ)によって造られ、以来、生駒4代、松平11代が城主として住み、明治政府の所管となった後に、松平家から高松市が譲り受けたという。天守閣は残っていないが、城の外郭にある月見櫓(やぐら)や艮櫓(うしとらやぐら)などが残っていて、どちらも堂々とした風格がある。この城の特徴の一つは“海に面した平城”という点で、日本の三大水城の一つとされている。堀が海とつながっているため、潮の干満にともなって水位を調節する水門が設置されていて、タイやチヌが堀の中を泳いでいるるのが面白い。
 
Dokonjo  城内にある立派な日本庭園と木造低層の大きな屋敷が、印象的だった。昔の日本人は現代人より体格が小さいと言われるが、どうしてどうして、その逆を感じるような大きさの広い屋敷、庭に並ぶ巨大な飛び石、重さ11トンの手水鉢などに圧倒された。その庭の片隅に、「ど根性松」と書いた札が立っているのに気がついた。近くへ寄ってみると、二抱えもある大きな岩の上から、細い未生の松が生えているのである。立て札には、岩の亀裂に落ちた松の種から発芽して伸びたものだと書いてある。「樹齢はおよそ15年」とあるが、その小ささは2~3年もののようだ。たぶん、条件が悪いので成長が遅いのである。立て札の最後は「果たして成木と成りえるのか? そっと見守りたい」と締めくくっている。
 
 過酷な条件の下で育つ生命は、人に感動を与える。それは、人間を勇気づけてもくれる。植物でさえ、これほど必死に潜在能力を発揮しているのだから、自分も多少の困難にへこたれていてはいけない、などと考えるのである。人間のもっているエンパシー(感情移入)の能力が、そうさせるのだ。このとき私の脳裏にあったのは、東日本大震災下で困難に直面している大勢の人たちのことだった。我々は、松に対しては「見守る」ことしかできないが、同胞に対してはまだまだ支援の手を伸ばすことはできるのだ。
 
 谷口 雅宣

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コメント

総裁 谷口雅宣先生 
合掌ありがとうございます。香川教区の講習会盛会、休眠中の信徒さんの復帰も、やはり誌友会の充実、そして長期計画が功を奏したのですね。大変参考になりました。島根教区では、中内教化部長が23年度より(在日ブラジル人信徒を対象とした)ポルトガル語誌友会を、教区の行事として支援してくださることになりました。私自身、仕事を持ち、1人で子供を育てながら白鳩誌友会とポ語誌友会の両方をするのは大変だな~と思う時もありますが、生長の家本部、国際部部長の雪島達史本部講師から、(日本語の不自由な彼らにとって貴女のような存在は大事。大変だと思うが常に中心を見据えて肩の力を抜いてお世話活動を続けて)と温かいご指導をいただきながら,
がんばらせていただいております。昨日、ポ語誌友会を開催し、参加してくださった日系ブラジル人のみなさんと日本語で(東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福を祈り・・・)の祈りの言葉と、四無量心を行ずる神想観をして、被災された方々の苦悩が取り除かれるようお祈りさせていただきました。ブラジルから出稼ぎで来て未だ安否の確認の取れない方々もいて、皆さん、真剣にお祈りされていました。これまで一緒に活動してきた仲間の何人かが、(日本は地震や津波が起こるうえ、原発から放射能が漏れて、恐ろしいから早くブラジルに帰らなくては)と、帰国の準備を始めた人たちもいますが、昨日の誌友会に参加したSさんとFさんは(谷口雅宣先生は太陽や風力エネルギーのこと、自然を壊さない生き方を私達に教えてくださった・・だから日本に残って頑張って働いて雅宣先生の教えをもっと学んでたくさんの仲間に拡げていきたい。去年の講習会でオブリガードと握手してくださった先生のまなざしが忘れられない・・)
と語ってくださり、みんな涙をこぼしながらの誌友会でした。私も強く背中を押された感じがいたしました。被災地は寒く、支援の手も充分届かず、被災された方々の苦しみは私の想像を遥かに絶するものでしょう。総裁先生がご教示くださった、(大震災は観世音菩薩の教えである)このことを私達信徒はしっかり心に刻み、総裁先生に中心帰一して自らの信仰姿勢や生き方を変えなければならない・・・改めて決意させていただいたポ語誌友会でした。     再拝 岡田さおり

投稿: 岡田さおり | 2011年3月28日 16:05

岡田さん、

 ポ語の誌友会を開催していただき、感謝申し上げます。私の祈りの言葉のポルトガル語訳は、facebook の私のページの「Notes」の欄に登録してあります。どうぞ使ってください。

http://www.facebook.com/Seichonoie.President/

投稿: 谷口 | 2011年3月28日 17:50

谷口雅宣先生 
合掌ありがとうございます。総裁先生から、感謝申し上げます・・・のお言葉をいただき、ただただ恐縮いたしております。感激で胸が一杯です。ありがとうございます。
facebookの、総裁先生のお祈りのポ語訳、さっそく使わせていただきます。日系ブラジル人の方々は、日本語を話せても読み書きは出来ないことが多いですから、ポ語訳は有り難く、これからおおいに使わせていただきます。それから平成17年の聖使命新聞に、
総裁先生が(すべての事柄は、ひとつひとつはバラバラに見えるけれども、あとで振り返ると、そこに偶然はなくすべて一つに繋がっていることに気付かされます)とお書きくださっています。私は先生のこのお言葉がいつも頭から離れません。先生のご教示を日本語で理解できる私達は幸せです。その有り難さを気付かせてくださったのは在日ブラジル人の皆さん達です。彼らが(講習会の途中で帰る日本人を見て)自分達ブラジル人が総裁先生に直接お会いできるのは一生に一度あるかないかなのに・・・と嘆いていました。これからも在日ブラジル人の仲間たちと一緒に御教えを学んでいきたいと思います。総裁先生、本当にありがとうございます。 
             再拝 岡田さおり拝

投稿: 岡田さおり | 2011年3月28日 22:50

 合掌 東日本大震災の復興のために、ご発表いただいた「自然と人間の大調和を観ずる祈り」を毎日の早朝行事の中や、出講した誌友会の中で、そして時間のある時に、祈らせていただいております。本当に素晴らしい「祈り」をありがとうございます。
 私は3月11日の東日本大震災発生以来、言葉に表せない悲惨さに、言葉を文字にできなくなっていました。パソコンに向うと、通常は文章が出てくるのですが、なかなかパソコンに向えませんでした。とにかく震災で亡くなられた方々に聖経を誦げてご冥福を祈ることと、被害を受けられた方々の速やかなる復興を祈らせていただくのが精一杯で、総裁先生のブログも遅ればせながらの拝読で、自身のブログも一時休止状態でした。
 今日、総裁先生のブログを読まれて感動された方から電話を頂き、じっくりと総裁先生のブログの読み直しをさせていただきました。テーマごとに分類して読み直しをさせていただきました。
 そして、改めて、総裁先生のご指導に、深い深い感謝をさせていただきます。日常のできごと等について、ポイントをクローズアップして、解説をしていただき、そこから学ぶべきことをご教示くださり、「進むべき方向」に導いてくださっていることに、心から感謝させていただきます。
 会社勤めをしていた時に、受けた企業研修の中で、強く印象に残っていることがあります。「緊急対策」と「重要なこと」のどちらに力を入れるか…。「緊急対策」ばかりに手を入れて、「重要なこと」の措置を怠ると、常に後手を踏み、「モグラ叩き」状態になる…と。
 人間が地球で生活するために重要なこと「自然と共に伸びる生き方」…総裁先生がご指導くださっていることがどんなに「重要なこと」であることか。それが、谷口雅春尊師、谷口清超先生のご教示をさらに分かり易く、具体的にお説きくださる「神ながらの道」であることが本当にありがたいことです。そして、微力ながら、お手伝いさせていただきながら歩ませていただくことに心の底から感謝させていただきます。
 今後、微力ながら、東日本大震災復興の祈りをさせていただきながら、「香川教区のど根性」を参考にさせていただいて、生長の家の運動に励ませていただきます。ありがとうございます。再合掌

投稿: 石田 盛喜代 | 2011年3月29日 00:44

谷口雅宣先生
合掌ありがとうございます。
先日は、香川教区講習会へ、お越し下さいまして、
こころより、感謝しております。
講習会当日は、「場内係り」を、担当させていただきました。「ど根性松」知りませんでしたが、自身も、そのように、「ど根性」で、これからも、生き抜いていこう!と、思います。
感謝 田尾さとし拝

投稿: 田尾さとし | 2011年3月29日 11:39

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