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2011年3月16日

東北地方太平洋沖地震 (4)

 本部での15日の会議で、今回の東日本大震災の被災者支援と慰霊のために、生長の家では会員各自が、積極的に聖経読誦を行う方針が決まった。各自が日々行う聖経読誦の際はもちろん、研修会、見真会、練成会などで通常行うとき、またリレー式に連続読誦を行ったり、さらには誌友会の前後にも聖経読誦を行ってもよいとされ、その際には、次の言葉を唱えることになった:
 
「東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福を祈り、わが心、神の無限の愛、仏の四無量心と一体となり、被災された方々の苦悩が除かれ楽が与えられ、自然との大調和のうちに復興が進められるよう祈念いたします」。

 また、「東日本大震災救援募金」の実施が決まった。この募金では、①日本赤十字社を通じて被災者の窮状を支援するための「一般救援募金」と、②生長の家信徒の被災者および教化部等への直接的な救援活動を目的とした「信徒救援募金」--の2本立て。募金活動は、日本国内ではそれぞれの教化部を通して実施し、そこでとりまとめて本部へ送る方法を採る。阪神・淡路大震災のときに行った方法と同じである。
 
 読者の皆さんの暖かいご支援を心からお願い申し上げます。
 
 ところで13日の本欄では、岩手・福島・長野からの状況報告を掲載したが、ここに青森、宮城の2教区の教化部長さんから届いた報告(一部)を掲げる。両教化部長さんは、インフラが破綻した寒く、過酷な条件の下で、教区の幹部・会員の方々の安否確認のために心血を注いでおられる。この尊い菩薩の働きに心から感謝申し上げると共に、皆さんの無事を祈念申し上げます。
 
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青森教区 田中道浩・教化部長(14日付)

 12日(土)の午後から順次、電話がつながるようになり、組織会員の安否を電話で確認していました。しかし、津波による被害がありました八戸市周辺の地域への電話が全くつながらず、状況がわからないため、昨日、田邊白鳩会連合会長と津波による被害が案じられる八戸市、三沢市、階上(はしかみ)町の組織会員宅を16軒訪問いたしました。
 地震による被害はほとんどありませんでした。岩舘講師会長と白鳩会員が1名、中学校に避難されていました。一時帰宅で帰宅したときに訪問したためお会いすることができ、岩舘会長はお元気でした。白鳩会員の方は2泊に及ぶ避難生活に疲れているようでした。木村相愛会連合会長宅は被害がありませんでした。
 
 階上町の白鳩会員宅を訪れた時には、津波の被害を実際にみ、大きな衝撃を受けました。浜辺一体は津波によって、小屋は流され、家も大きな被害を受け、船も打ち上げられ津波の威力の大きさを感じました。白鳩会員宅は浜のすぐ近くだったのですが無事で、目の前で波は止まったそうです。

 皆さんの無事を確認して教化部に戻りましたところ、電話で確認できる中で、相愛会員のお母さん(聖使命会員)が地震で逃げる際に躓いて足を骨折したそうです。また、白鳩会副会長の実家が三沢市の津波で1階まで波が入り泥だらけになり、車が2台流されたそうです。ご両親(聖使命会員)は避難して無事でした。
 
 相愛会、青年会の会員は全員無事が確認され、白鳩会は現在確認中です。八戸周辺は現在も電話がつながらず、昨日訪れた先で聞いた情報では、八戸に住んでいても他の人の情報はあまり入っていないようです。

 街ではガソリンスタンドに長蛇の車の列ができ、ガソリンが売り切れています。次にいつガソリンが入ってくるかわからないため、多くの人がガソリンを求めて並んでいます。また、スーパー、コンビニ等では、カップ麺、水、乾電池、携帯ラジオ等は全て売り切れで、店頭の商品も品薄で売り切れが出てきているようです。

 ご本人には被害がなくても、家族や親戚が宮城県に在住で被災された方もおられたり、また八戸では頻繁に余震が続いているため不安を感じている方もおられます。直近の行事については中止とし、今後の行事開催について現在検討中であります。

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宮城教区 有好正光・教化部長(16日付)

 被害の第一報は、地震の翌日12日の早朝6時すぎ、戸島総務部長に、教化部会館の被害はほとんどなく、教化部職員も組織の事務局員も無事であることをケイタイ電話から報告致しました。地震直後から電気、ガス、水道はストップしました。電気は教化部周辺は15日夜に回復しましたが、その間、テレビ報道は見れず、まるで「陸の孤島」のようでした。ケイタイ電話での発信もほとんどできない状態になってしまい、報告をしようにもできない状態でした。

 現在、信徒誌友の安否確認に全力をあげています。15日になって六者のトップは全員が無事であることがわかりました。16日現在、組織の中心で活動している会員の方で亡くなったという報告はありません。しかし、未だ安否の確認がとれていない会員も多く、特に海沿いの地区に住む会員の安否が気がかりです。

 四者の無事確認ができましたので、罹災者救済に何か方法がないか検討したいと思い、四者を招集して対策会議を持ちたいと思いましたが、教化部に来るのに車を使う人がほとんどで、ガソリンも無く、その補給も非常に困難なため、四者は動きがとれない状態です。教化部事務局長以外の教化部職員も同様で自宅に待機し、信徒さんの安否確認にあたっています。

 地震の翌日から教化部に安否を尋ねる方が、日に3人前後来られます。教化部に行けば、何かわかるかもしれないという思いで来られるようです。私は、教化部まで徒歩15分のところに住んでいますので、毎日教化部に出勤し、それらの人達の応対をしたり、職員に指示をしております。しかし、いまだに連絡が思うにまかせないでいます。できましたら、避難所を訪ね、励ましたい思いで一杯ですが、それもできないでいます。
 
 海沿いに住む信徒さんの中には、命は辛うじて助かったが家が津波に破壊され、流されたという方を何人か確認しています。本当に胸が痛みます。これらの方々のことを思うと、5時頃わが家に帰り、ローソクで明かりをとり、暖房のない部屋で、卓上コンロで即席ラーメンを作りながら、何度も目頭を熱くしました。

  今回の地震の中で、太陽光発電を設置していたお陰で大変助かったという小坂卓久教化部事務局長の体験もありますが、教化部のネット状態が正常になりましてから、ご報告したいと思います。
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 谷口 雅宣

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コメント

合掌ありがとうございます。
福島市の白鳩会員です。
福島市は震度5強と福島県内では地震被害が少ないほうでした。
でも今一番怖いのは原発事故です。
刻一刻と深刻になるニュースに耳をふさぎたくなります。
今のところ県内でいちばん高濃度の放射線濃度が検出されている福島市内でも人体に直接影響があるレベルにはなっていませんが。

浜通りからは13日日曜日から福島市まで避難している人たちがいて避難所はどこもいっぱいです。東から西へ押し出されるように福島市を含む中通りを通り、会津更に山形、新潟に避難する人たちで道路が混雑し始めました。もっと南の地区は北から南へ茨城県に避難しているようです。私は今のところ避難するところもガソリンもないため福島にとどまります。

福島では営業していた店がだんだん少なくなってきました。商品も燃料もなく仕事になりません。シャッター街のようです。新聞の配達もガソリンがないため今日で終わり。販売店まで買いに来た人には販売するそうです。原発事故で念のため屋外に出るのは必要最小限とどめるようテレビラジオで繰り返し放送しています。

浜通りの人たちは家族や知人が地震・津波で行方不明の中捜索することも出来ずに避難しなければならず、さらに避難所についてからでさえ放射線被爆量の測定スクリーニングで放射線汚染がないことを確認してから出ないと避難所に入れない状況になっていることに心が痛みます。

ガソリンがなく医療機関従事者でさえ職場に通うことが出来ず診療を休止するところが出てきました。県の医療の中心を担う県立医科大学も例外ではありません。このままでは医療活動が継続できない危険性が出てきました。更に医大も断水している地区で水が復旧しておらず医療活動に困難をきたしています。人工透析に使う輸液も届かずほとんどの医療機関が新規の透析患者の診療を断っています。浜通りから避難してきた人工透析患者を診てくれる医療機関が少なく更に個人で遠距離の病院にいくにもガソリンがありません。身近に命にかかわる状況が起きているのに何も出来ない自分が情けないです。
この状況の中風評被害により避難地域でないところでも放射能被害があるとの誤解から支援物資・燃料をつんだトラックが引き返す日立市で止まっているという事態も起こっています。
早く原発事故が収まってくれることを1秒千秋の思いで祈っています。
再拝

投稿: 八島和子 | 2011年3月16日 22:47

合掌、安否情報を載せて頂きありがとうございます。

あと、おそらく沢山の方が気にされていると思いますが、”いのちの環NO.12”のエコライフに載っていた福島の方は大丈夫でしょうか?

投稿: 澤田敏宏 | 2011年3月16日 22:48

総裁先生

合掌ありがとうございます

皆様とともに、切に祈らせていただきます。

感謝合掌

投稿: 池田力紀 | 2011年3月16日 23:30

ありがとうございます。

澤田敏宏さんのコメントに

「あと、おそらく沢山の方が気にされていると思いますが、”いのちの環NO.12”のエコライフに載っていた福島の方は大丈夫でしょうか?」

とありますが、その「福島の方」の取材をさせていただいたのが私です。

実はまだ連絡が取れていませんが、当茨城教区の会員の実家が同じ須賀川市で、「須賀川は大丈夫のようです」とお聞きしています。

不確かな情報ですが、ご報告まで。

投稿: 多田茂樹 | 2011年3月17日 14:06

合掌ありがとうございます
福島県須賀川市の小林です。
ご心配頂きありがとうございます。
私たち家族は無事です。
地震の後、断水が続き生活が困難になってきた為、
3月15日に避難することを決断し、会津を経由して、
今東京の娘のアパートに居ます。
原発問題があるので、すぐに戻れるかどうか解らず、
不安もありますが、今のところ元気で生活しております。
                      再拝

投稿: 小林悦子 | 2011年3月17日 16:59

〉澤田様、多田様

ありがとうございます

小林さんご一家は、ご無事のようですよ。

postingjoyに悦子さんの投稿がありました。

投稿: 原田 知春 | 2011年3月17日 18:02

今回の震災では原子力発電所での事故が重大な事態になっています。このままでいけば放射性物質が大量に放出される大惨事になりかねない状況です。津波による被害も重大です。躊躇している間にどんどん事態は悪化します。
中国の古典で参考になりそうな言葉を選んでみました。

兵を用いるの害は猶予最大なり 『呉子』

「猶予」とは、ぐずぐずためらうこと、優柔不断である。それが軍を率いる将帥にとっては、最大の欠点だという。なにしろ、戦いは命がけの場であり、一瞬の判断ミスが生と死を分けるのである。まして決断すべきときに、きちんと決断できないようでは、話にならない。
 これは、軍の将帥だけでなく、組織のリーダーについても、そっくり当てはまる。
 一般に誤りのない的確な決断を下すためには、豊富な情報を必要とする。片寄った情報にもとづいていたのでは、誤った決断を下しやすい。
 だが、情報は多ければよいと要ったものではない。雑多な情報に振り回されていたのでは、かえって誤った決断を下すことにもなりかねないのである。
 そこで望まれるのが、どんなピンチにも動じない冷静な判断力であろう。これがあってはじめて的確な決断が下せるのだ。

禍を転じて福となす 『戦国策』

 状況が悪化し、局面の打開をはかるときなどに使われる。昔から、中国でも日本でも、よく使われてきたらしい。それほどポピュラーなことばである。
 一応ここでは『戦国策』を出典としておくが、この本によれば「智者の事を挙ぐるや、禍を転じて福となし、敗に因りて功をなす」とある。智者というのは、仕事をするにあたって、禍を転じて福とし、失敗を成功の母とするものだ、というのである。
 人生には、不幸(禍)や失敗はつきものである。どんなに用心したところで、一度や二度、不幸や失敗に見舞われない人生などありえない。
 問題はそれにどう対処するかだ。
 『戦国策』によれば、一度や二度の失敗にへこたれてしまうのは、どうやら愚者の部類に入るらしい。失敗をバネにし、そこから人生の新しい展望を開いてゆくような、そういうたくましい生き方をしたいものだ。

―中国古典 一日一言  守屋 洋― 

投稿: 田原健一 | 2011年3月17日 21:51

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