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2010年12月 9日

八ヶ岳は雪景色

Snowy_ohizumi2  妻がブログに書いているように、私たちは休日を利用して山梨県の大泉町に来た。2年半後には、こちらで生活することになるのに、冬場をしっかり経験していない。そんな一種の“負い目”を感じていたので、今回、短期間ではあるが“冬体験”のつもりで来た。そんな私たちの意図を待ち構えていたように、見事に初日から雪が降った。現地の人に聞いてみると「まとまった雪は今年初めて」とか。山荘まで行くには、高低差の大きい未舗装の山道を上がったり下がったりしなければならないので、そこに雪が積もっていたら、私たちの車(四駆でない旧式オデッセー)では立ち往生する可能性があった。が、幸いにも、快晴の八ヶ岳南麓は積雪を早く溶かしてくれていた。
 
Snowy_ohizumi1  寒さは格別だ。しかし、山荘は高断熱になっているうえ、薪ストーブが威力を発揮する。車には、東京の家から薪を積んで来た。これらは、公邸の庭で枯れたサワラと倒れたサクラの木を、前もって薪にして乾燥させておいたものだ。これを燃やすと、山荘全体が暖まる。そして、一度暖まるとなかなか冷めないのがありがたい。外は氷点下になっても、山荘の中は23~25℃で安定している。だから、外へ出ないかぎり、山荘内は東京の自宅よりよほど心地がいいのである。が、山へ来て、雪の戸外を歩かないのでは意味がない。ということで、昼前に妻と2人で山荘周辺の山歩きをした。

Snowy_ohizumi3  積雪の山道を歩いて面白いのは、「足跡」を見つけることだ。近くには私たちだけしかいないはずの山道で、新しいトレッキング・シューズの足跡と、大型犬の足跡が並んでついていた。朝、誰かが犬の散歩に来ていたのだ。その足跡の方向を見ると、どこから来たのかが大体わかる。しばらく行って人の足跡のないところに、シカの足跡を見つける。1頭だけのようだ。しばらく行くと、もっと小さい足跡……これはノウサギのものだろう。そんなことを考えながら、雪道を行く動物たちの姿を想像する。人間の痕跡が残る場所へやってくる彼らの目的を想像する……。都会では考えないことを考え、感じないことを感じている自分を、肌を切るような寒さと、白銀の森の中で見出す。
 
 木曜日は、この地域のソバ屋の多くは休んでいる。が、開いている店を知っていたので、昼はそこへ行って、新ソバの手打ちをおいしくいただいた。この店にも大型の薪ストーブがあり、中は暖かだった。
 
 谷口 雅宣

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コメント

総裁先生、ありがとうございます。

八ヶ岳南麓の綺麗な雪景色を見せていただいて、以前に住んでいた北海道の空知地域を想い出し、とても懐かしい気分になりました~☆

さて、先生のお車はホンダ車のようですが、4WDほどでなくとも、FFならばFRよりは雪道にも適応した安定的な走行ができるので、大丈夫ですよ!

なぜならば、乗用車の重心は一番重いエンジンがある前方にあり、FFは前輪が駆動輪として働くので、前輪のグリップ力がある限り、あとの車体や後輪は付いて来るからです。

あと…、路面ですが、新雪はわりと滑りにくく、中途半端に溶けていたりして、タイヤと路面の間に水分がある状態の方が一番滑りやすくて危険です。

実際に私が北海道での生活で体感した中では、気温が-5℃以下の状態だと、急ブレーキを踏んでもタイヤと路面の間に摩擦による水分の発生がほとんどないので、圧雪や氷のような路面でも滑りにくいです。

先生の山荘が冬の中にあっても快適なように、積雪地での屋内は暖かいだけで快適さを味わえるので、本部オフィスの森への移転には都会では味わえない良さを沢山感じることができるかもしれません…。

楽しみですね~☆

感謝礼拝

投稿: 阿部裕一 | 2010年12月10日 12:41

合掌
ありがとうございます

山間部では、数えるほどしか店はありませんね。疲れたら、どこかで休憩しよう、なんて概念は通用しません。 ソバの店、知っていてよかったですね。
私も山間部に住んで13年。来客なのに、お茶菓子を売ってる店がない。必要に迫られて手作りしました。お陰様で、いろんなお菓子を作れるようになりました。
これからは雪かきが大変ですね。(雪かきも、また楽しい、ですか)

投稿: 水野奈美 | 2010年12月10日 19:48

阿部さん、
 さすがに北海道出身だけあって、雪道のこと詳しいですね。そういえば、新雪はコホコホという音をたてて、あまり滑りませんでした。「-5℃以下」の話、おぼえておきます。どうもありがとう。

水野さん、
 大泉町周辺は、確かに「山間部」ではありますが、食事をする店は結構たくさんあります。ありがたいことです。そういう店は、東京にいた人が脱サラして始めたものなどあって、値段は東京並みですが、味や品揃えはなかなかのものもあります。
 機会があったら、ぜひお立ち寄りください。

投稿: 谷口 | 2010年12月10日 23:07

総裁先生、お褒めの言葉、ありがとうございます。

 改めて読んでみて、もう一つ寒冷地の生活についてコメントさせていただきます。

 寒冷期の屋外活動で力仕事(特に雪かきなど…)を実施する際などには、腰痛などの下半身の関節部位を痛めることがあるので注意が必要です。
 私の経験上で得た体験や知識による予防策を申し上げますと、温かい服装を心がけることが基本となりますが、雪かきでスコップなどを使って作業をしていると、体温が上昇して暑くなり、上衣(ジャンパーなど)を脱いでしまい、温かい服装の意味がなくなったり、汗をかいたことで風邪をひいてしまったりするので、ズボン下やタイツなどを履いて、下半身を温かく保つような服装がオススメです。
 これならば、作業中に体が暑くなって上衣を脱しても、下半身が保温されているのでOKというわけです。
 しかも、腰痛の予防が上手くいくと、意外と肩こりも予防できるようです。

 また、下半身を保温する服装は、日常での温もり感も保たれるので、暖房の必要性を最小限に抑えることにも繋がります。

 ぜひ一度、八ヶ岳南麓で冬の生活をされる際には、お試しになってみて下さい。

感謝礼拝

投稿: 阿部裕一 | 2010年12月12日 10:03

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