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2010年7月23日

本棚を製作する

 水曜日の夜から山梨県・大泉町の山荘に来ている。今回は、小さめの段ボール箱に本を詰めて持って来て、それらを収納する本棚を作る予定だった。この山荘は約9年前、あくまでも“仮の住まい”として造ったものだから、本は最低限の数が収納できればいいと思い、造りつけの6段の本棚しか置いていなかった。ところがご存じのように、あと3年もすれば、私たちは仕事場ごとこちらに移転する。となると、東京の自宅にある大量の本も移動しなければならない。狭い山荘には、それらすべてを収納するスペースはもちろんない。が、一部でもいいから、収納できる場所を用意しておくべきだと考えたのだ。
 
 市販の本棚を入れる選択肢は、もちろんあった。しかし、外壁も内壁も、天井も階段も床も木でできた建物の中に、化粧合板の既成の本棚を入れても、周囲とマッチするかどうか疑わしかった。それに、本棚を置きたい場所がロフトのような所で、上方が切妻屋根に沿って傾斜していて、低い。そういう所に置ける本棚を見つけるのは難しいと思った。

 中央道の長坂インターを降りてすぐの所に、DIY店がある。昨日の午後、そこで棚板や捻じ込み式の棚ダボなどの材料を買い、製作を開始した。もう大分長い間、木工らしいことをしていない。2001年の8月5日の本欄に、当時飼っていたブンチョウのために小屋を造ったことを書いているが、たぶんそれ以来だ。だから、頭では「簡単にできる」と考えていたことが、実際に体を動かし、材料を正しく整形して組み立てるとなると、予想外にエネルギーと手間がかかることを思い知った。東京では、熱波のため気温が「35℃」になったというニュースを聞いたが、こちらも朝夕は涼しいものの、日中は東京に勝るとも劣らない高温になる。そんな中で汗をいっぱいかきながら、慣れない作業に没頭した。没頭しながら、金属で木材を加工するための、全身の大小の筋肉を使った作業が、パソコンで文章を書いたり、スケッチブックに絵を描くのとどれほど違うかを痛感した。そして「大工さんは偉い!」と思った。
 
Bookshelf  結局、昨日の夕方と今日の日中を使って、山荘のロフトに造りつけた横長の簡単な本棚を一応、完成させた。(=写真)「一応」と書いたのは、木材の色が白っぽすぎて、板壁の飴色から突出して見えるので、塗装したいと考えているからだ。また、この上にさらに2段分ぐらいの本棚があってもいいと思う。が、そういう作業は、別の機会に譲ることにした。
 
 谷口 雅宣

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コメント

なかなか良い本棚が出来ましたね。私のところにも欲しいです。
材料を近所の木工センターで購入されたようですが、本当に近くの木工さんから分けてもらえたら、もっと良かったかもしれません。
私の住んでいる町では、大工さんが近くの山から木を切ってきて、それで仕事をしています。
環境の話で、山、木の話をして、その後、近所の大工さんから頂いた木片を使って、アクセサリーを作りました。「もっくん」と言います。カバンや携帯につけて、森林の大切さを知ってもらうためです。
本棚の残り木片で「もっくん」が作れたらいいですね。

投稿: 水野奈美 | 2010年7月24日 20:04

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