宇宙飛行士の目
日本の宇宙ステーション「きぼう」に乗り組んで様々な実験をしている宇宙飛行士、野口聡一さんが、宇宙ステーションから撮影している地球の画像を、ほぼリアルタイムでネット上に送っている。私はごく最近、それを知ったのだが、巨大地震に襲われたチリの写真もいくつか見れるし、その他、宇宙飛行士にしか見られない地上の写真が数多く見られることは驚きである。これも、インターネット技術のおかげである。私の妻はよく、「いつか宇宙へ行って地球を眺めたい」と言うが、宇宙へ行かなくても地球から地上が眺められる時代がもう来ているのだ。
このサイトは、アメリカのIT企業「ツイッター(Twitter)」が運営している「ツイットピック(Twitpic)」という画像掲示サイト。野口さんは「Astro_Soichi」という名前で登録していて、28日の夜現在、宇宙空間からの写真は150枚ほどある。その中には、息を吞むほど美しい画像が数多くある。地球も自然界の一部だが、その地上には、地上にいる者には想像できないようなデザインが各所にあることが分かる。大地震に襲われたハイチのポルトープランスの町、雪の札幌、富士山、サンフランシスコの金門橋、雪の融けたキリマンジャロ山頂、東京の夜景、冬の北海道(道東)、桜島、アマゾン河口……どれも印象的だ。
これらの中から私が好きなものを紹介する。写真をクリックするとサイトへ行って拡大写真が見れる。さらに、拡大写真の右上の「+ view full size」をクリックすると、フルサイズが見れる:
●イラクの砂漠
●アラビア砂漠
●グランド・キャニオン
●南パタゴニアの氷河
読者にはぜひ一度、訪問をお勧めする。登録すれば、野口さんにメッセージを送ることもできる。
谷口 雅宣
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コメント
谷口 雅宣 先生
一昨日、そして昨日と代表者会議を通してご指導頂き、誠にありがとうございました。
宇宙ステーションからの画像、とても美しくかつ神秘的で、
眺めていて、吸い込まれていくような気持ちが致しました。
「アラビアの砂漠」などは、私にはまるでウサギが列をなしてダンスをしているように見えました(笑)。
まさに自然が作り出した芸術作品ですね。
拝見しながら、以前、総裁先生が青年会全国大会でご紹介下さった“フラクタルの世界”を思い出しました。
一定のパターンの図形が繰り返し展開することで、全体をも構成し、小さな部分の形が、全体の形とも共通していて、美しい幾何学模様を織りなしていく…
当時、まだ一青年会員だった私は、総裁先生のご講話を拝聴しながら、自然の偉大さ、不思議さに深く思いを致したことを憶えています。
ふと、私たちの組織運動も、“個”としての単位組織が各地で展開され、それでいて全体とも調和ある形で表現され、“一即他”の世界を表現するものでありたい、と思いました。
新年度に向けて、明るく運動に邁進いたします。
竹村 正広 再拝
投稿: 竹村 正広 | 2010年3月 1日 07:06
視界が一気に広がりました。
地球船宇宙号乗組員
松尾
投稿: 松尾 | 2010年3月 1日 08:20
竹村さん、
フラクタルは自然のいたるところにあるようです。というよりは、自然はフラクタルなのでしょう。つまり、部分の中に全体があり、全体の中に部分があって、そこに一定の調和が表現されている。「私たちの中に“神”がある」という場合も、それと似た点があると感じます。
松尾さん、
「地球船宇宙号」は「宇宙船地球号」でもあるかもしれません。フラクタル……ですから。
投稿: 谷口 | 2010年3月 1日 14:21
谷口 雅宣 先生
合掌、ありがとうございます。
本日は生長の家立教記念日の祝賀式に参列させて頂き、また、式典の中で有り難いお言葉を頂戴致しました。
心から感謝申し上げます。
また、ご多用の中、わざわざお返事まで頂き、感激の極みでございます。
「自然はフラクタル」とのお言葉、目のさめる思いでございます。
もし、「人間の中に自然があり、自然の中に人間がある」と置きかえることが、間違いでないならば、
今、人類が自然に対して行っている仕打ちは、自分自身に対して行っていることになります。
また、自然そのものを芸術作品とみるならば、
人類による自然破壊は、かつてのバーミヤンやアンコールワットへの攻撃にも匹敵する、と言っても過言ではないと思いました。
総裁先生のご著書「今こそ自然から学ぼう」に「自然への拷問は人への拷問だ!」とありましたが、
このお言葉の持つ深い意味、重さを改めて痛感しているところです。
ご教示、誠にありがとうございました。
竹村 正広 再拝
投稿: 竹村正広 | 2010年3月 1日 18:02
谷口先生
『思考のヒント』をありがとうございます。
そう考えると
我々は、宇宙船地球号の乗組員でもあり
船長とも考えられますね。
投稿: 松尾 | 2010年3月 1日 22:52
谷口雅宣先生
宇宙ステーションからの地球の画像、拝見してとても感動しました。美しい地球や、月や金星など地球をとりまく星、また地球上の風景を見て、あらためてこの美しい自然を大切にしたいと思いました。
鹿児島に住んでいる私は、桜島を眼前に暮らしていますが、最近の活発な火山活動に(灰が降るので)困っていました。しかし、桜島の写真をみて、地球が生きていることを感じ、活発に火山活動をしている桜島のすぐそばに私たちは住まわせていただいているのだと思いを改めました。
桜島は今日も爆発をし、窓の桟が火山灰でざらついたりしていますが、今日は、その灰をぞうきんで拭きとりながらも、地球の息吹を感じていました。
視点が変わることによって、気持ちも変わりました。
ありがとうございました。
野邊徳子拝
投稿: 野邊 徳子 | 2010年3月 1日 23:11
野邊さん、
野口さんの写真を見て、私も地上から見た桜島を思い出しました。それから、自動車の上に積もった灰も……。地球の息使いなんですね。大地震でなくて良かったですね。
投稿: 谷口 | 2010年3月 1日 23:24
谷口雅宣先生。
代表者会議の当日の夜にこのような別世界の記事をお書きいただいたことに感動し、さらに本当にうれしく感謝申し上げます。私は今年度スクールカウンセラーとして週1回中学校と小学校に勤務しておりますが、その担当する茅ヶ崎市立浜須賀中学校が野口さんの出身校です。そのために、明日(3月4日)もその体育館において宇宙と交信する市民の集いが行われるというニュースを3月1日に耳にしたばかりです。そして純子先生と同じ思いで宇宙からすべてを眺めてみたかった私にとって総裁先生が教えてくださらなかったらこのような術によって、私たちが願っていたことを、得られると言うことも知らなかったので心から感動しつつ、大切な、神様からの一つ一つの存在に対して益々「四無量心」で行じられるように日々すごさせていただきます。それにしても、野口さんは、愛の深い、大きな人格の方ですね。私の勤務校の校長先生もすばらしい教育者なので、児童生徒達ものびています。祈りつつ感謝で一年が終わりました。ありがとうございました。金子
投稿: 金子糸子 | 2010年3月 3日 17:10
金子さん、
野口さんは茅ヶ崎出身なのですか……。神奈川県には、多くの優れた人材がいるのですね。生教会もきっと発展することでしょう。コメント、ありがとうございます。
投稿: 谷口 | 2010年3月 4日 18:13