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2009年3月30日

コイの置物

 昨日は香川県高松市で生長の家講習会があり、5,310人の受講者が集まってくださった。当日の天気予報は「曇り後雨」だったが、幸い穏やかな好天となり、ほぼ満開のヒカンザクラが青空によく映えたよい一日となった。妻と私は28日午後に高松入りし、市の中心部にある商店街を散策した。うどん屋が多いのは予想通りだったが、午後4時ごろから店内に客がいるのは、意外だった。聞くところによると、おやつ代りにうどんを食べる人も珍しくなく、そういう人のために、当地のうどん屋では“ミニ丼”に入った少量のものをちゃんと用意しているという。とにかく安価だから、気楽に食べられるのがいいのだそうだ。
 
Mtimg090330  そんな商店街の一画に旗や記念品を売る店が1軒あり、ショーウィンドーに陶製の小さなコイ幟の置物が飾ってあった。赤と青の大小の番いで、何ともユーモラスな顔と形をしているのが気に入った。値段も「二千円」と手ごろである。店の奥さんに作者のことを尋ねたら「地元の人」だというし、5月の子供の日も近いので買うことにした。作者は、木田郡三木町に住む「三木徹」という66歳の陶芸家だそうだ。

 27日に生きたコイを買ったが、そのことが今回の買い物と関係しているに違いない。コイに親しみを感じていたのだ。とりわけ、弱々しかった1尾のことが気になっていた。土曜日、東京を発つ前に池を覗いたら、その1尾は他のコイたちと一緒に元気に泳いでいたのである。だから、旅行中はコイのことをあまり心配していなかった。しかし、今朝、仕事場へ行く際に、ふと気になって再び池を覗いた私は、声を上げそうになった。赤と白の模様が鮮やかなそのコイが、池の中央付近で、横倒しになって沈んでいるのが見えたからだ。残念だが、環境の激変に耐えられなかったのだ。
 
 人間は、置き物は作れるが生き物はつくれない……そうあらためて感じた。
 
 谷口 雅宣

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コメント

本当にそうですねえ、、、ロケットを飛ばし宇宙ステーションでも作れるのに花一輪もつくれません・・・不思議ではないけれども不思議です(笑)。

投稿: 尾窪勝磨 | 2009年3月31日 16:37

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