『日時計日記』に自由版できる
生長の家が発行している『日時計日記』に“自由版”という新タイプ(=写真)が加わった。まだできたてホヤホヤなので、地域によっては入手できるのは数日後になるかもしれない。従来版の『日時計日記』は左から開く方式で、縦書きもできなくはないが、全体の構成は横書きを前提としている。日付と曜日が印刷されていて、記入項目も指定されているなど“自由度”が限定されていた。これに比べて新版は、右から開く方式を採用、ページからは日付、曜日、記入項目がなくなり、判型が一回り大きくなった。このため、より広いページを自由に使うことができる。また、表紙は上製本の頑丈なつくりになっている。
もう1つの特徴は、1週間に1回の割合で、谷口雅春先生、清超先生、そして私の本からの抜粋文が「今日のあなたへ」という欄に掲載されていることだ。全部で53本の文章があり、それぞれをその週の指針とすることができる。また、日記を書くときの“手がかり”として、生活のアイディアを得るヒントとしても使うことができるだろう。リボンの栞(しおり)がついているのも親切だ。
日記のつけ方は、各人各様であっていいと思う。1年分の日付をすべて印刷してある従来の『日時計日記』は、「毎日書く」という習慣を作るのに良いし、その年の「記録を残す」という意味でも優れている。一方、この“自由版”は、書く日と書かない日があってもいいが、書くときは書きたいだけ使え、イラストや絵をつけたり、写真やメモも貼りたいという人にとっては、とてもありがたい。また、講師の出講記録や、誌友会の記録などにも使えるだろう。私は、従来版の『日時計日記』をつける前は、文庫本サイズの『マイブック』というのを何年も使っていて、これは事実上、「何も印刷してない文庫本」だった。この“自由版”の印象は、それに近い。ただし、上に書いたように、ずっと大判であり、表紙も用紙もしっかりしているから、机上や本棚の中でも見栄えがする。
「善は急げ」という言葉もあるから、私は今日、さっそく最初のページに日付を書き込んで、好きなように使ってみた。読者も、工夫していろいろな用途に使ってみてはいかがだろうか。
谷口 雅宣
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コメント
谷口雅宣先生。合掌ありがとうございます。
今日ご講習会に小4娘と小1息子と参加しました。午前中のご講和で日時計日記が紹介されて、娘が欲しがったので購入して帰りました。ただ、もう三月なので、それまでのページが空白になってしまうなと思っていました。自由版は途中からでも使えるので有難いですね!こちらも使ってみたいです。
「信仰はまずは実践することで確証を得て欲しい」という先生の今日のお言葉が胸に残りました。ありがとうございました。
ところで、娘が欲しがったので思ったのですが、「日時計」という言葉は、小学生にもわかりやすく、明るい響きがとても善いので、今の普及誌の「理想世界」が今後「日時計」になったらいいなーと思いました。「日時計・ジュニア版」なんて明るいし、生長の家を知らない方にも日時計主義のイメージが普及しやすくて、お勧めしやすい感じがします。「理想世界」はちょっとわかりにくい気がします。個人的な意見で恐縮ですが……。
自由版日時計日記楽しみにしております。ありがとうございました!
再拝
投稿: 米山恭子 | 2009年3月16日 00:36
米山さん、
コメント、ありがとうございます。
新しい青年向け普及誌のタイトルについて、ご提案ありがとうございます。今後の4誌タイトルについては、担当である出版・広報部をはじめ多くの関連部門で、何にするかで議論しています。“百家争鳴”という感じですが、その中に確か「日時計」もあったと思います。
しかし、採用されるかどうかは分かりません。
投稿: 谷口 | 2009年3月16日 12:56
遅いコメントになりましたが、すいません
凄くいいですね!日時計日記の自由版!
自分は、手先が器用な方では無いので、日時計日記を書くのが正直しんどかったんです!
型が決まってるというのも、あんまり好きでは無いもので
手に入ったら活用したいと思います
いい物をありがとうございます
投稿: 齋藤翠 | 2009年3月17日 00:13