絵封筒を描く
今日は、休日を利用して知人宛に絵封筒を描いた。以下に、その文面を掲げる--
「最近、絵封筒に描いたようなものと“同居”を始めました。妻が、ミニトマトの葉をよく食べているのを見つけて捕獲した虫ですが、絵より一回り小さいサイズのものが2匹もいます。これらを殺すのはしのびないし、はたまた放置しておけば飢え死にするのでかわいそうだし……ということで、花や実をつけていないミニトマトの枝を探して、毎日与えることになりました。
図鑑を調べてみるとスズメガの幼虫のようですが、これがサナギになるとドス黒くなるものもあるらしく、今から心配しています。形がいかにもグロテスクだからです。この幼虫は、しかし腹の横の濃紺と黄色の線が美しく、私を絵を描く気にさせました。それともう一つ気がついたのは、ミニトマトの茎や葉が強い芳香を発することでした。この虫も、それを腹一杯食べるので同じ匂いを発します。
トマトの葉が枯れれば、いよいよ秋は本番です。」
谷口 雅宣
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コメント
図書館で「ニッポンノテガミ」特別展の案内を見つけました。日本の手紙に残る美しさを再認識していただきたいと企画されたもので、《豊な手紙文化が花開いた江戸時代、爆発的な絵はがきブームが到来した明治時代の手紙を中心に、現代までの手紙1,000点超の所蔵資料をもとに、そのデザインの変遷などを振り返ります》展示資料は、絵封筒や絵半切(便箋)、絵はがきといった「見る手紙」を中心に、森鴎外、高村光太郎、鏑木清方ら著名人の「読む手紙」も展示。会場は東京・大手町の「逓信総合博物館」で10月4日から11月3日まで。「絵封筒ワークショップ」が10月18日(土)13:00~16:00開催される。
投稿: 久保田裕己 | 2008年10月 1日 00:07