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2008年6月15日

父の日に感謝する

 今日は「父の日」であるから、父に感謝の思いを表すために贈り物をした。とはいっても、読者もご存じのように、私の父はまったく欲のない人であるとともに、自分の必要なものは自分で買うし、すでに何でももっている。だから、私たちのこれまでの選択は、夏物のシャツやパジャマ、父が好きなクラッシック音楽や落語CDなどだった。が、近ごろはそういうものも揃ってしまったので、今年は別のものを考えた。それは、最近ブラジルで出版されたポルトガル語版の拙著『日々の祈り』(Oracoes Diarias: Pela Grande Harmonia entre Deus, a Natureza e o Ser Humano)である。ポルトガル語は父も私も読めないから、贈り物として意味がないかとも考えたが、この本がブラジルでも読まれるようになることを父に知ってほしかったのである。その旨を本の扉に書き、朝の挨拶の時に父に手渡した。父はベッドの上で仰向けになったまま、両手を天井に向けて突き出した格好で本を眺め、ページを開いて文字の上に目を走らせていた。父は英語は読めるから、ポ語の単語でもその意味をある程度推測できるのだろう。
 
Etegm0805152  実は、私はこの本の装丁が気に入っている。表紙は黄土色で革のような重厚感があり、背の部分が焦げ茶に切り替えてある。一見すると革表紙で背が布貼り風だ。その感じを、紙に印刷するだけでよく出している。表紙の文字は金箔押しで高級感がある。大きさは、日本の新書判より幅がわずかに広いだけで、手によくなじむ。ブラジルの人々に大いに利用していただければ幸甚である。
 
 夕食は、久々に3人の子どもが自宅に集まり、妻の手料理で家族パーティーとなった。家族5人での食事は、半年ぶりである。大いに会話がはずみ、料理はどんどんなくなった。一段落して、デザートの時間になると、今度は私が子どもたちから贈り物をもらった。Efuto080615 麻のシャツと手帳サイズのスケッチブックである。また、長男はバリ島に行ってきたということで、お土産としてネコの形をした木製の置物をもらった。このネコは緑色で、大・中・小の相似形の3匹が1セットになっている。その顔を見て、私は驚いた。以前、私が国内で買ったネコの置物と同じ顔をしていたからだ。顔は同じだが、格好がうんと違った。以前からのものは、大人しく座った形だが、今回のネコは前足を前方に突き出し、尻を上げて伸びをしている。なかなか愉快な格好なので、絵封筒のデザインに拝借した。
 
 天気もよく、清々しい夜の空気の中、楽しくありがたい一日が終ろうとしている。
 
 谷口 雅宣

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コメント

副総裁先生

ありがとうございます。
「父の日」私もいただきました。
長男の嫁からでブーケでした。
黄色の薔薇が中心のとっても素敵なプレゼントをいただきました。

長男は一度も父の日のプレゼントはくれなかったので、いつも嬉しくいただいております。
娘のいない私にとっては、掛替えのないたった一人の娘からのプレゼントでした。

ポルトガル語の「日々の祈り」興味があります。
素敵な装丁ですね。写真じゃないところがまたいいです。
今朝から、6回目の「日々の祈り」の読誦になりました。
何度読んでも、新発見があるのは何故でしょうか?

これから、団参で長崎へ発ちます。

投稿: 佐藤克男 | 2008年6月16日 09:33

佐藤さん、

 二十三年祭にお参りくださり、ありがとうございました。娘さんからのブーケなんて、素敵ですね。そんな時が来ることを私も期待します!

投稿: 谷口 | 2008年6月17日 22:54

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