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2008年3月13日

納税の休日

 休日の今日は、“懸案”であった納税のための確定申告をした。朝一番に銀行が開くのを待って納税額分の預金を引き出し、その足で妻と一緒に渋谷税務署へ行った。毎年のことだが、なかなか手間がかかるし神経を使うことは、自営業者の方なら分かるだろう。が、国民としては当然の義務なので粛々として行うだけである。サラリーマンの頃は毎月の給料からの天引きだけだったから、自分が納税者であるという意識が薄かったが、確定申告をするようになると、tax payer (税金を支払う人=納税者)という言葉の意味を身に沁みて感じ、「税金のムダ使い」という言葉に敏感になるものである。

 そういう意識が最も研ぎ澄まされるのが税金の支払い時なのだが、払込みを受け付ける部屋は、暖房がよくきき、ほとんどの署員はワイシャツを腕まくりしている。また、私の納税分を受け取った男性署員は最初は1人だったが、金額を確認するために他の2人の署員(男)が立ち上がってきて、パラパラと札を手で数え出したのである。それで終りかと思いきや、今度は一度勘定したものをすべて、別の女性の署員に渡し、女性署員は近くに据えつけられた勘定用の機械にかけてバラバラと音をたてた後、領収証を発行してくれた。恐らく、納税者を待たせないための配慮と、ダブルチェックのためだろうが、何とも不思議な気がした。なぜなら、1年前に同じ場所で税金を払い込んだときは、1人の男性が機械による1回の勘定で、すぐに領収証を出してくれたからだ。
 
 そうは言っても、“国民の義務”を果たした後の春の空は明るく、澄みきっていた。道行く人がみな善人に見える、と言えば大袈裟だろうか。でも、そんな気分だった。昼までまだ時間があったから、私と妻は相談して、それぞれが渋谷駅近辺でしたいことをした後に、コーヒーショップのある書店で待ち合わすことにした。で、私は家電量販店へ行き、前々からほしかったICレコーダーなるものを購入した。デジタル式小型録音機のことだ。

 11日の本欄でヒキガエルの“愛の唄”のことを書いたが、今日の夕食後、私は池のそばへ行って、買ったばかりのICレコーダーを使ってそれを録音した。下のプレーヤーで聴いていただくと、私が「案外いい声」と言ったことに納得していただけるのではないか、と思う。
 
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谷口 雅宣

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コメント

谷口雅宣先生
私は今年、e-Taxに挑戦しました。ホームページから簡単に申告できるという触れ込みでしたが、そう簡単ではありませんでした。電子証明(ICカード)が必要との事で、区役所に申請し、取得しました。また、パソコンに繋ぐICカードリライダー必要とのことで、購入しました。申告書を提出するに当たって「開始届出書」を該当する税務署にネットで提出し、利用者識別番号・暗証番号の交付をメールで受け、電子証明書の登録、納税用確認番号の登録を行い、国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」で申告書データを作成し、電子証明書を添付し、送信しました。「簡単」「らくらく」という言葉を信じましたが3日もかかりました。
睡眠時間を削りましたが、多少、還付金が頂けるようです。

投稿: 久保田裕己 | 2008年3月13日 23:51

副総裁は機械類に強そうですので確定申告はe-taxかと思っていました(笑)が晴れ晴れとスッキリした気持ちは学校の試験が出来て(たまにはありました)終わり、教室から外に出た時の様な気分ではないか?と推測致します(笑)、それにしてもヒキガエルのグロテスクな姿とは思えないですね、驚きました、愛の唄だからでしょうか?(笑)自然の営み、その背後に驚嘆いたします。

投稿: 尾窪勝磨 | 2008年3月14日 02:04

懐かしいです。きれいな音だと思いました。

投稿: 多久 真里子 | 2008年3月14日 05:01

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