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2008年2月17日

“炭素ゼロ”で長崎へ

 京都市での生長の家講習会を終え、東京へ向う新幹線の車中でこの文章を書いている。今日の京都は寒く、午後から雪が吹雪いたそうだ。「そうだ」と書いたのは、私自身は講話をしていて戸外がどうなっているか全く知らなかったからだ。第一、朝ホテルを出て、会場である京都府総合見本市会館(パルスプラザ)へ向かった時には、気持よく澄んだ青空が出ていたから「よい天気になりましたね」と当地の長村省三・教化部長に挨拶をしたのだ。だから、吹雪になるなど予想もしていなかった。が、中途からのそんな悪天候にもかかわらず、9千人を超える受講者の方々が集まってくださり、静かなよい雰囲気で講習会が行われたことは、誠にありがたかった。

 ところで、前日の16日、生長の家総本山の菅原孝文総務から興味あるメールをいただいた。練成会参加者が“炭素ゼロ旅行”を実施したというのである。生長の家では現在、地球温暖化抑制のために、二酸化炭素を出さない“炭素ゼロ”の運動を実現しようとしていることは、本欄でも何回か書いた。生長の家総本山は、長崎県西海市の交通アクセスがあまり良くない地にある。そこでは「団体参拝練成会」という名称で、生長の家の幹部・会員が教区(県に相当)単位の団体で参加する練成会が行われている。練成会とは、泊りがけで宗教的研鑽を積む会である。この行事に参加するためには、多くの人々が日本列島の西端に位置する地に航空機と自動車を乗り継いで行くから、当然CO2が多く排出されるのである。

 ところが、2月13日から今日までの期間に行われた第302回団体参拝練成会に参加した532人中の139人が、埼玉教区から総本山までの往復の移動で排出されるCO2を実質ゼロにする“炭素ゼロ旅行”を採用したというのだ。最近は、旅行会社が顧客の環境意識に訴えて“炭素ゼロ旅行”を販売しているという話を、私は聞いていたが、それを使って練成会に団体で参加したという話は初耳だった。“炭素ゼロ”運動の新しい可能性が拓かれた気がして、喜ばしく思った。

 菅原総務の報告によると、埼玉県から総本山まで139人が往復する際に排出されるCO2は約36トンだそうで、これを相殺するための費用は1人当たり「約3,000円」という。今回の“炭素ゼロ旅行”は、この3,000円を1人当たりの旅行費用に上乗せして支払うことで実現したらしい。この値段が高いか安いかは、人によって見解の相違があるかもしれない。因みに、旅行業者はJTBである。
 
 埼玉教区が行った“炭素ゼロ旅行”は、今回が初めてではないという。昨年夏に京都府宇治市の生長の家宇治別格本山で行われた盂蘭盆供養大祭に参加したときにもこれを採用し、教化部職員による研修旅行でもこれを利用したという。また、そのきっかけとなったのが、昨年4月26日の本欄の文章だというから、益々ありがたい。本欄が、このように運動の進展と地球温暖化抑制に役立つことができるならば、仕事の疲れも雲散霧消する。

谷口 雅宣

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コメント

副総裁先生
合掌ありがとうございます。
2月1日付けで埼玉県教化部事務局長から本部相愛会事務課勤務を拝命いたしました深田雄三です。

昨年の先生のブログにコメントさせて頂きましたが、埼玉にJTBの本社があると言うことなので、教化部長と相談し、話を聞くことになりました。
その後、まずは、宇治にバスで行くことを考えるとCO2の問題があったので、この旅行パックでCO2の排出を相殺できるという事がわかり幹事会にかけたところ全員一致で賛成され、実現しました。
当日はバスの中での「お弁当」も環境に配慮した入れ物でした。(焼却しても有毒ガスがでないタイプ)
このパックの最大の特色は100%CO2を削減できるタイプ、70%削減、50%削減、30%削減と値段の違いがあり、100%だと金額的に無理な場合に削減の量を調整できる事です。
まだ、団体でしか扱っていない状況だそうです。
事例としては、学校等が使っているらしいですが、まだJTB関東でしか扱っていないため、JTB自体も模索状態だそうです。
いずれにしましても、埼玉教区ではこのような旅行を行い、みんなで無理なく、地球に優しい活動ができて嬉しい限りです。
以上取り急ぎ報告させて頂きます。
再拝

投稿: 深田雄三 | 2008年2月18日 16:42

副総裁先生
合掌ありがとうございます。
 2月1日より相愛会事務課配属を拝命いたしました深田雄三です。よろしくお願いいたします。
前職は埼玉県教化部で事務局長を拝命いたしておりました。
昨年の先生のブログを読み、早速JTB関東に連絡を取り
8月の宇治の大祭にバス2台での旅行にこのサービスを利用して行く事になりました。
当時佐藤悌司教化部長と相談し、旅行代金が少し高くなるが、幹事会に出してみようとなり、幹事の皆様も快く採決してくださり、実現いたしました。
バスの中で参加者に説明し、知らず知らずのうちに?CO2削減になっているところが良かったと思います。
おかげでみなさんがCO2排出に関して考えるようになっていった事が良かったと思います。
その後、JTB関東の営業マン(7月の講習会にも参加してくれました。)と話をしたところ、副総裁先生のブログを見るようになったそうです。
そして、会社での会議で事例発表に埼玉教化部での旅行が紹介された様です。
そして、今回も団参に行くにはやはりCO2ゼロ旅行を使って行こうという事になり、今回の発表になりました。(私は参加しませんでしたが…)
恐れながら、報告させて頂きます。
再拝

投稿: 深田雄三 | 2008年2月18日 17:40

副総裁先生

合掌ありがとうございます。

この度は、炭素ゼロ旅行プランを利用しての団体参拝練成会参加について、早速おとりあげいただきまして、誠にありがとうございました。

この旅行プランを企画しているJTBさまの情報によりますと、昨年の夏の宇治への旅行の時点で三例目であり、宗教団体としては初だったと聞いております。これまでの二回の実績は、その旅行の詳細が記され、グリーン電力基金として還元された旨が記された証書となって教区に届いております。
この証書をみながら本教区が早いい段階で実施できました事を悦ばしく思う反面、まだまだ世の中に浸透していないことが残念でした。

しかし、今回の団体参拝練成会で本教区がISOの事例発表をさせていただいたことで、炭素ゼロが身近になったのではないかと嬉しく思います。

また、今回は他教区の皆様からも質問があり、本教区としても事例発表した甲斐がありました。

そして何より、大変お忙しいなか、副総裁先生からあたたかいお言葉を頂戴したことに敬服・感謝いたしております。

ひきつづき、炭素ゼロを実現する取り組みに鋭意努力してましりますので、わたくしたちをご指導下さい。

再拝

投稿: 青木 | 2008年2月18日 22:40

ありがとうございます。初めまして。埼玉教区青年会委員長を拝命しております丸山貴志と申します。
埼玉教区のエコツアーが谷口雅宣先生のブログに紹介され、とても嬉しく思います!

投稿: 丸山貴志 | 2008年2月19日 08:44

谷口雅宣先生
合掌、ありがとうございます。
139名の中の一名として参加しました、埼玉教区相愛会会員の藤原宏之です。
具体的に数値にしたことで、一人一人の力を合わせると炭素ゼロが実現できることを実感できました。このように先生のブログに紹介されましたこと、埼玉教区の一人として、大変な喜びです。ありがとうございます。団体参拝練成会に参加して喜びいっぱい、帰宅しましたが、さらなる喜びです。
日ごろ、こうした物施をすることの大切さを先生よりご指導いただいておりますので、三千円は、大きな負担感をもちませんでした。
再拝

投稿: 藤原 宏之 | 2008年2月19日 12:57

「炭素0旅行」に付きまして埼玉県の139名一人3000円旅行費用負担と言う事ですが私が思いますのに旅行会社に支払うのではなく生長の家として排出権を購入しているのであれば「排出権口座」でも作ってそちらに入金して一定の金額に達した場合その口座から排出権を購入する様にしたらどんなものでしょうか?疑う訳では有りませんがその方が確実に信頼出来る様な気がします、深くは考えず単純に考えましたが、、、。

投稿: 尾窪勝磨 | 2008年2月19日 15:12

谷口 雅宣先生へ
合掌 ありがとうございます
埼玉教区の皆様のお姿に感動致しました。これから、炭素ゼロに向けて個人的にどのようにしていくことがベストなのか?一つの動きに関しても自問自答しながらの日々でした。素晴らしい事例をご紹介下さりありがとうございます

投稿: 宮本京子 | 2008年2月21日 22:27

先生へ
 以前の記事にコメントしてしまいすみません。最近解らないことがあります。CO2の排出はお金を出せば赦されるのでしょうか?考え過ぎかなとも思いますが。本当にCO2の排出でツバルが沈んでしまうことを考えて歎いている人がいたら、私はなるべく旅行をしないことを選ぶことが一番の策だと思います。ただ旅行で排出するからそれを相殺しようというのがそもそもの始まりだとは思うのですが。
 ある方が旅行をやめて歩くことを進めていたのに、CO2の相殺が出て来てからは、歩くことをそんなに進めなくなりました。本来の目的からはずれてしまっているのではないかとか。考えすぎかもしれませんが。

投稿: 多久 真里子 | 2008年3月15日 18:53

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