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2007年11月10日

小樽晩秋

 生長の家講習会を翌日に控えて、小樽市に来た。東京で聞いた天気情報では、小樽市の最低気温は「-3℃」ということだったので、裏地を付けたトレンチコートを用意した。北海道はもう一面に「冬枯れ」の景色だろうと思っていたが、千歳空港に着陸するために機首を下げるジャンボ機の窓から外を見ると、おそらくカラマツ林だろう、黄色や褐色に染まった森林が続いている。「ああ、秋に間に合った」と嬉しくなったのである。

 それから約1時間後に小樽市に降り立ったが、コートを着ていても寒さが感じられる。町中に掲げられた電光式の気温計は「8℃」を示している。ホテルにチェックインし、荷物を収めてから妻と連れ立って、夕食までの時間を“市内視察”に出かけた。セントラルタウン通りを南へ歩き、有名な寿司屋通りを横切ると上り坂となる。以前、スケッチしたことのある木造の教会を探しながら職人坂の方へ向ったが、道を間違ったのか、見知らぬ風景の家並みに出た。坂を下りてもと来た道の方へ向ったが、途中で出会った数少ない紅葉や黄葉の木を、何枚かデジカメに収めた。そうこうしているうちに、陽は傾いて町は薄暮に包まれていく。気温はどんどん下がっていくだろう。「寒いから帰りましょう」という妻の声に促されて、宿泊のホテルに向かった。ホテル前の電光気温計は「6℃」を示していたが、信号待ちしている我々の前で「5℃」に変わった。

Otar_111007m  ホテルの部屋にもどってから、撮影した写真のうち1枚を加工したものを、ここに掲げる。壁をつたわる蔦の葉の美しさを強調したかった。
 
 谷口 雅宣

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コメント

如何なる芸術家と言えども、まさに大自然の力に優るものはありません、私は絵や写真には全くの素人(専門と言うものもありませんが(泣))ですが人間の作った自転車がある事によって蔦の葉の美しさがより際立って感嘆致しました、何時も様々な世界を伝達して戴き有難う御座います。

投稿: 尾窪勝磨 | 2007年11月12日 11:31

尾窪さん、

 コメント、ありがとうございます。

 人間のつくったものは、熱力学の第2法則によっていずれ崩れ去っていきます。が、それを覆い包むように、自然の生命力は新たな領域を生み出していく……そんな対照を感じます。日本の“田舎”は、“少子化”“高齢化”などで“衰退”している、などと消極的な面が指摘されますが、自然の回復力はまだ健在であるのかもしれません。

投稿: 谷口 | 2007年11月12日 12:59

熱力学の第二法則は解かりませんが、いずれ崩れ去っていく事は分かります、又、日本の田舎は衰退しているかどうかについても分かりませんが少子化、高齢化、所得差は現実だと思います、しかし、大自然の回復力が深遠で人間の思考を超え、計り知れないと同様にお任せしても良さそうに思えます。

投稿: 尾窪勝磨 | 2007年11月12日 15:50

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