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2007年10月27日

二○加煎餅

 生長の家の講習会のために福岡市に来た。駅前のホテルが宿舎だが、夕食の前に例のごとく妻と2人で周辺を散歩した。そこで見つけた「二○加煎餅」(にわかせんぺい)というのを買った。赤い半面の表情が奇妙、かつ面白かったからだ。郷土芸能である「博多仁和加」で使われる半面をデザインした素朴な煎餅である。明治39年から続いている東雲堂の菓子で、去年創業100周年を迎えたそうだ。
 
「にわか」の漢字表記は「二○加」のほか、「俄」「仁和加」「仁輪加」「庭神楽」などが使われるそうだ。言い伝えによると、博多仁和加の起源は約300年前の寛永年間という。「にわか」は「にわか狂言」の略で、昔は複数の人が演じる即興劇の「段物」や、2人でやる「掛合い仁和加」、1人で演じる「一人仁和加」が主体であったようだが、現在ではそれらの「落ち」の部分が独立した「一口仁和加」が主流になっているそうだ。「博多仁和加振興Niwakam」によると、即興笑劇を「にわか」であると考えると現在、全国の20ヶ所で「にわか」が継承されているという。このうち文化財に指定されたものは「佐喜浜にわか」(高知県室戸市佐喜浜町)、「美濃流しにわか」(岐阜県美濃市)、「名振のおめつき」(宮城県雄勝町)、「だんじり仁輪加狂言」(広島県世羅郡甲山町)の4件があるという。
 
 とまぁ、難しい話はこのくらいにして、楽しい半面のデザインを絵に描いてみることにした。例によって、PCの画面をペンでこすりながら……。
 
 谷口 雅宣

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コメント

「たかが煎餅、されど煎餅」如何なるジャンルのものでも伝統あるものの奥は深いですねえ!真理もそうですが究極なるものは永遠に変わらないのでしょうか、、、?

投稿: 尾窪勝磨 | 2007年10月30日 00:14


 ひょうきんで笑える絵ですね。

投稿: 近藤敏子 | 2007年10月30日 11:34

谷口雅宣先生ありがとうございます。御講習会のご指導に心から感謝申し上げます。

私は北九州市のデパートでお菓子の販売をしておりますので「にわかせんべい」も取り扱っています。

 今日も谷口雅宣先生に書いてもらってよかったね!と「にわかせんべい」に話しかけてきました。 いつもより喜んでいるようでした♪ 

女の子バージョンもかわいいですよ。目がおおきくてウインクしてます。 本筋は変わりませんが、時代にあわせて楽しむゆとりもあるようです。 

投稿: 酒井幸江 | 2007年10月31日 00:20

酒井さん、

 にわかせんぺいを売っていらっしゃるのですか!
評判はどうですか? 3枚入りの箱に、ウインクしているのも入っていましたよ。あれが「女の子のバージョン」だとは知りませんでした。

投稿: 谷口 | 2007年10月31日 20:58

私はまつ毛が長くてウインクしてるので女の子だと思ってたのですが、かわいい男の子なのかもしれませんね(笑)
 
お正月、五月の連休、お盆の帰省みあげの時期は良く売れます。普段はひっそりと地味に売れていますが、変わらない良さで愛され続けています。

私は和洋菓子係でメインはカステラを見ていましたが、売り場を掛けもって動いていましたので「にわかせんべい」も販売していました。 でもあと三日後に移動になって「源吉兆庵」という専門店に移動になりました。「にわかせんべいさん」ともおわかれなです。でも新たな任地にワクワクしているところです。

投稿: 酒井幸江 | 2007年11月 1日 10:59

福岡ににわかがあるとは知りませんでした。煎餅まであるとは・・・私の実家(島根県隠岐の島)にも、にわかがあります。やはりにわかの意味は狂言のことですが、今ではお祭りや結婚式などに素人(住人)が即席でやり始めます。つい、懐かしく思い出し書き込んでしまいました。

投稿: 亀介 | 2007年11月 6日 18:22

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