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2007年10月26日

カリフォルニアの山火事

 すでに報道されているように、米カリフォルニア州南部で燃えている山火事は大きな被害をもたらしたようだ。21日に十数カ所で発生して以来、「サンタアナ」と呼ばれる乾燥した強風にあおられて燃え広がり、22日までに約400平方キロを焼き、住民一人が死亡、26万6千人以上に避難の命令や勧告が出され、シュワルツェネッガー知事は南部7郡に非常事態宣言を出し、州兵千五百人を動員して消火に当たったという。(23日『朝日』夕刊)しかし、その後も火は燃え続け、24日には避難民は百万人に達し、サンディエゴ市郊外にあるクアルコム・スタジアムには1万2千人が避難したという。国の対応は、2005年のハリケーン「カトリーナ」の襲来の際の遅さに比べ、迅速だったらしい。25日にはブッシュ大統領が現地入りして被災者を励まし、前回は非難の的となった連邦緊急事態管理局(FEMA)も素早く行動し、救援活動は順調だという。(26日『産経』『朝日』)
 
 南カリフォルニアは、北米の生長の家では最大の信徒数を抱える。しかも、今回の山火事では、アメリカ伝道本部のあるロサンゼルス近郊まで火が迫っていると聞いて、私は心配していたのだが、25日に勅使川原淑子・教化総長から状況を報告するメールが届いて、ホッと胸をなで下ろした。皆さん、無事のようである。グーグル・アースによる地図も添付されていて、10カ所の火事と伝道本部の位置も示してある。

 以下に、それを掲げる:

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 合掌、ありがとうございます。

カリフォルニア州南部の山火事の事、報道を通してご心痛をおかけしている事と存知ます。
NY教区における幹部研修会、パブリックレクチャー等を済ませ、昨夜LAに戻りましたので、本日、鶴田南加教区教化部長に、信徒の方々の様子等につき聞きました。ここにご報告申し上げます。

Calfires サンデイエゴ(San Diego)、チュラビスタ(Chula Vista)、マリエッタ(Murrieta)、テメキュラ(Temecula)、イーストレイク(East Lake)、ランチョバナードオーシャンサイド(Oceanside)、ヴィスタ(Vista)、オレンジ(Orange)、などに信徒やその家族が゛住んでいますが、只今のところ、何処の信徒にも被害はございません。

ご安心下さいませ。
家屋を焼失した方もございません。
一時、避難されたご家族もあったようですが、只今は、皆ご自宅にもどっておられます。

季節風(サンタアナ)と、季節はずれの猛暑の影響で現在もなお、10ヶ所にて延焼中(放火によるものも含まれております)です。ご参考までにファイルを添付させて頂きます。(伝道本部の所在地を示してございます)
特に被害が深刻なのは、サンデイエゴ郡ですが、藤崎成子地方講師が中心になり、信徒の方々の安否を気遣いながら連絡をとりあって下さっているとの事。信徒の方々も心丈夫の様子です。

当然の事ではありますが、外は黒い灰が積もっており、外に出た方からは、咳が出たり、貧血を起こしたりなどの報告が南加教区事務局に入っております。

休校状態だった学校も授業再開となるなど、場所によっては住民が徐徐に落ち着きを取り戻しつつあります。また、週末にかけ、季節風の勢力は徐徐に衰えてくる予定との報道でありますので、消化活動にも幾分明るい見通しが持てます。
しかし、一部ハイウエーや一般道で通行止めになるなど交通事情にも影響が出ております。
引き続き鶴田南加教区教化部長とともに、信徒の方々の様子に心配りをしながら、一日も早い鎮火
を願い、祈りを続けて参ります。

米・加州南部の山火事に関するご報告を申し上げました。

アメリカ合衆国教化総長
勅使川原 淑子 拝
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 26日付の『産経』が、今回の火事によるCO2の排出量の試算を記事にしている。カリフォルニア大気資源委員会による試算で、排出量は200万トンに上るらしい。自動車44万台が1年間に排出する量に当たり、同州全体の年間排出量(4億7千万トン)の0.42%になるという。

 南カリフォルニアはもともと乾燥地帯で、雨が降り始める11月の直前が最も乾燥しているので、毎年、この時期に山火事が多発するという。今年は特に雨が少なく、気温が高い状態が続いていたのが原因らしい。地球温暖化の1つの“症状”ととらえることができるだろう。26日の『日経』夕刊によると、経済損失はサンディエゴ郡だけで十億ドル(1140億円)になるという試算があるらしい。降雨が早く来ることを祈る。
 
 谷口 雅宣

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コメント

毎日、ニュースを見ながら早く山火事が鎮火されることを祈っています。付け火で既に何人もの人が逮捕されたというニュースはとても聞いていられませんが、悪いニュースばかりでもありません。今朝(10/26)のニュースではPG&E(北カリフォルニア最大の電力会社)の社員80名近くがボランティアでサンディエゴ郡に向かうとこのとでした。一日16時間は働くのだそうです。他にも児童保護施設から、必ず子供にずっと住める家庭を与えるために養子縁組して、親が子供のために家を建てていた(こちらでは休日などをつかって自分で建てれるところは自分でやる人が結構いる)が、完成したものが全焼した。その焼き跡で、両親が引き取った子供に一緒に家を造り直すと約束しているシーンなどがありました。深い家族の絆をみることができました。「悲しみの奥に聖地がある」というコトバがありますが、こんなに大きな災害でも、人々が光明面を見ていくことができる世界があるということを見て、感動しています。

投稿: 川上真理雄 | 2007年10月27日 02:08

正に戦争状態ですね!災害の経験が無いのですが愕然といたしました、死亡者が1名と言うのは奇蹟の様です、明日は我が身、平和ボケしない様に、備えの心構えは常に持って置こうと改めて思います、人災か天災か不明ですが事実は事実、国外では殺し合いの戦い、国内では災害との戦い、正法をもって国を守ると言う言葉がありますが内を守らないで外を守ろうとしてもなかなか叶わない!大国アメリカは大丈夫でしょうか?ブッシュ大統領はゴアさんの提言に耳を傾けなければならない時期が来ている様に思います。

投稿: 尾窪勝磨 | 2007年10月27日 23:43


火事は怖いです。

投稿: 近藤敏子 | 2007年10月28日 06:31

谷口雅宣副総裁先生
合掌 ありがとうございます。
米国の火事、相当な被害であるようですね・・数年前のニューオリンズの洪水といい、今回の火事といい、自然現象であると云ってしまえばそれまでですが、地球温暖化の影響でこれが単なる自然現象ではなくなっておりますね。あきらかにこれまでとは異質・異常とも云えるものに。。
今回の火事にて、既に44万台の自動車が一年間に排出するに匹敵する量のCO2が排出された、という点も看過出来ません。被害に遭われた地域の方々へのお見舞いと復興への援助は当然でありますが、「地球」へのお見舞い、そして復興援助も同時に必要であると思いました。身近なところから、これまで以上に、環境問題にも取り組んでいきたいと思います。
素晴らしい記事をありがとうございます!

投稿: 長瀬 祐一郎 | 2007年10月28日 18:00

川上さん、

 カリフォルニアからの“よいニュース”ありがとうございます。北カリフォルニアは今の季節は山火事はないのでしょうか? 確か、初夏の頃にはあったように記憶していますが……。

投稿: 谷口 | 2007年10月28日 22:21

谷口 雅宣 先生:

北加でも多少火事はありますが、南加ほどひどくはありません。サンフランシスコを北上すると、この季節は雨がわりに多くでてきます。サンノゼより南下すると山の木々も少なくなります。ただ、先日のニュースではサンフランシスコ以北は火事にはなりにくいといっていました。理由は明確ではありませんでしたが・・・。でも、ナパやソノマなどはSF以北ですが、時々火事になるニュースはあります。南加のような大火事は1990年代初めにオークランド地域でありました。

投稿: 川上真理雄 | 2007年10月29日 02:38

谷口 雅宣 副総裁先生

 このたび、勅使川原淑子教化総長より、雅宣先生が、南加のみなさまに、くれぐれもよろしくおつたえください、との温かいお言付けをいただきましたとのお話を伺いました。さっそく、この28日のサンデー・サ-ビスで皆さんにお伝えして、喜びを分かち合いました。

 山火事は、まだ燃えているところもありますが、もう大分下火になってきているようです。この週末の10月26、27、28日の3日間、第147回の日語練成会を開催いたしました。最も状況のひどかったサンデゴ地区からは、フリーウェイが閉鎖されているので参加取り消しの連絡が入ってきました。しかし、27日には開通しまして、4名の参加がありました。参加者44名、内新人4名でした。

 以上、感謝とご報告を申し上げます。

投稿: turuta masayo | 2007年10月31日 10:34

tsurutaさん、

 南加からの報告、ありがとうございました。皆さんが無事で何よりです。

投稿: 谷口 | 2007年10月31日 21:01

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