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2007年7月 1日

宗教と政治

 今年もはや半年が過ぎたが、まるで7月入りしてはいけないかのように、国会はバタバタと“重要法案”なるものを成立させ、参議院選挙へ突入しようとしている。政界の混迷は今に始まったことではないが、昨今の数々の出来事は、方向性を失ったこの国が、急速に変化する国際情勢の中で“千鳥足”を踏んでいるのではないかと思わせる。生長の家は現在、どの特定の政党も支持しているわけではないが、個人レベルでも、我々が目指す「人類光明化」「国際平和」「自然と共に伸びる」生き方を理解し、その方向へ近づく政策を掲げている政治家があまり見当たらないのは残念である。特に、アメリカの対テロ政策の是正と地球温暖化抑制のための真剣な取り組みが、現政権下ではほとんど見られない。宗教政党が政権の一翼を担っている中で、このような状態にあるのだから、宗教が政治に深く関与することの問題がここにも示されていると思われる。
 
 ご存じの読者は多いと思うが、生長の家は昭和58年(1983年)以来、政治に関与することをやめて純粋な宗教運動を展開してきているが、今でも時々、かつてのような政治運動をすべきとの意見を吐露する人がいる。先日行われた秋田教区での生長の家講習会でも、それについて私の考えを質す人がいた。時宜を得た質問なので、その際の私の答えを映像とともに下に掲げることにする。

 なお、この件に関するさらに詳しい説明は、平成15年の生長の家教修会の内容を記録した『歴史から何を学ぶか』(2004年、生長の家刊)に収録されているから、興味のある読者はぜひそれを参照してほしい。特に同書の59~66ページ、そして巻末の資料1と資料2を読んでいただければ、大方の疑問は解消すると思う。
 
 谷口 雅宣

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コメント

合掌ありがとうございます。

 わたしはもう十数年生長の家から遠ざかっていましたが、
心に教えを渇望するところがあり、このHPを拝見させて頂きました。
 日中職場でパソコンを目にすることが多く、
自宅に帰るとあまり画面の文字を読む気にはなれませんが
このように自宅に居ながら先生のお話が聞けることは
とてもありがたいです。
 
 是非また、全国大会や講習会などに参加して
先生のお話を聞かせていただきたいと思います。
 話を拝聴し、心に響くものがあり、信仰から遠ざかっておりまして
コメントを書くのはお恥ずかしい限りですが、どうしても
お礼が申し上げたくてコメントいたした次第です。

 

投稿: N | 2007年7月 3日 02:43

Nさん、

 信仰はいつから始めても、また何回もやり直してもいいのです。そのたびに“本物”へと深まっていけばいいからです。このブログがお役に立てれば嬉しいです。


投稿: 谷口 | 2007年7月 3日 12:06

谷口雅宣先生

 生政連解散当時、多くの男性会員、事に青年会員だった方が疑問に思ったであろうこの問題について、先生のお口から、直接、極めて明快に御教示下さり誠に有り難うございました。

 光明化運動も人間の生長の様に失敗を繰り返しながら進歩、進化して行くのですね。

追伸 私も自宅で先生の講習会のご指導が拝聴出来る幸せに感謝しております。

投稿: 堀 浩二 | 2007年7月 4日 15:54

合掌ありがとうございます。

私もN様と同じく、少し生長の家から遠ざかっていました。
そのN様に対しての雅宣先生のおやさしいお言葉、涙がこみ上げました。
今日はうれし涙がよく出る一日でした。ありがとうございます。

追伸
純子先生のビデオも拝聴できると、ますますうれしく思います。

投稿: 磯崎 | 2007年7月 9日 00:28

堀さん、

>>光明化運動も人間の生長の様に失敗を繰り返しながら進歩、進化して行くのですね。<<

 「失敗は成功の母」というくらいですから、長い目で見れば失敗はないのかもしれません。

磯崎さん、

 今日は。私の妻は“映像”で出ることに躊躇しますので、どうなるか分りません。今後ともよろしく……。

投稿: 谷口 | 2007年7月 9日 12:55

合掌ありがとうございます。

久々に先生のブログに来ましたら、動画を見られることに気づき、一番興味を抱いたここを拝見いたしました。

そして、2年ほど前に母から聞いた話しを思い出したので、ちょっとカキコさせていただきます。

それは、母が私を生もうとされた頃のことです。母は、大正11年生まれの女性で、私は母にとっては6番目のお産でしたので、身籠もってから数ヶ月した後に近所の産婦人科へ行きました。そして、そこの医院の医師は、「堕ろすなら…」という話しをされたそうですが、母は、「堕ろすつもりなら、もっと早くに来ますよ!」と言い返し、その後に帝王切開で私を生んで下さいました。その時の母は48歳で、熱心な白鳩会員でした。母は、私を産んだ後、その医師に対して当時の白鳩誌(両軸体制前のもので、現在の機関誌サイズの冊子)を毎月愛行で送り続けたそうです。そして、2年ほどしたある日に、風の噂でこの医師のことを聞いたそうです。それは、ある若い女性が身籠もり、堕胎希望でその医院に受診したら、その若い女性患者さんに対して、この医師は、「うちでは、こういうこと(堕胎)はしていないのですよ。どうしてもと言うならば、他の医院を紹介いたします。」と言われたそうです。

先生の講話をお聞きして、政治問題に対する宗教的活動による対応として、母の行動は素晴らしい活動の一翼を担うものだと、現在は思えるようになりました。そんな私も、昨年の夏より先生に地方講師に任ぜられ、母のような信仰者を目指していこうと想い、日々を過ごしています。

生政連が解散した後も、このような素晴らしい多くの人材が残り、教団を支えて来られたことに感謝しながら、その後を担える人材たり得る自分となれるよう正しき信仰に励ませていただきます。

再拝

投稿: 阿部 裕一 | 2009年3月15日 23:15

阿部さん、

 コメント、ありがとうございます。

 宗教による政治力の行使という問題は、現在の公明党の活動を見ていると「難しさ」や「危うさ」が実感されます。私は生長の家の選択は正しかったと思います。

投稿: 谷口 | 2009年3月16日 13:02

谷口雅宣先生…、

 返答、ありがとうございます。

 私も、公明党については同感です。特に、創価学会は公明党の政治活動と本来の宗教活動に関して、2つの宗教団体に分裂してしまいました。
 また、生長の家が、教団として歩んできた数々の大きな行動は、先進的なものが多く、数十年後にその真価を実感できるところに、改めて感嘆いたしております。
 総裁として、御英断を下すのは大変なことでありましょうが、その下された方向性に従うのは、私たち生長の家信徒の誉れでもあります。
 今後とも、素晴らしい御教示を宜しく御願い申し上げます。

投稿: 阿部 裕一 | 2009年3月17日 22:13

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