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2007年6月22日

東京ミッドタウン

 東京ミッドタウンというサイトができてしばらくたつが、この間の休日(6月7日)に行ってきた。私の家から地下鉄で2つ目という近距離にあり、朝早くから食事ができる店があるのと、東京の“最新のスポット”の様子を確かめたいという好奇心からである。実は、ここへ足を運んだのは2度目だが、1度目はオープンからあまり日がたっていなかったので、様子を見るどころか“人”ばかり見て疲れてしまったのだ。

 地中も含め巨大な構造物をコンクリートで造り、その構造物内の遮断された空間にコンパクトな“街”をつくる--こういう発想は、決して「新しい」とは言えない。六本木ヒルズ、表参道ヒルズ、恵比寿ガーデンプレイス……同様のものはすでにいくつもある。横浜の「みなとみらい地区」もこの仲間に入るだろう。こういう“街”は人間にとって便利であることは確かだ。しかし、言ってみれば「人間中心主義」が物質化したような場所だから、気が休まったり、新しい発想を得るような場所にはなりにくいと思う。特に東京では、新しいもののために古い建物や町並みが惜しげもなく破壊されていくから、“最新”のものは体験できるが、“最新”は必ずしも最高でないのである。
 
 私はまぁ、そんなことを感じるのだが、休日に、都会の朝を軽ろやかに過ごそうという人には、充分満足できる場所かもしれない。私のここの印象を、短い映像にしてみた。

谷口 雅宣

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コメント

谷口雅宣先生
私はまだ、「東京ミッドタウン」に足を踏み入れたことはありませんが、最近のニュースでは、自然を大事にしているようです。先輩格の「六本木ヒルズ」では、自然と親しんでいるようで、米作りが行われたり、屋上庭園や毛利庭園の整備、農作業やガーデニングなどがHPから読み取れます。
http://www.roppongihills.com/jp/feature/gardens/index.html
以下に、「東京ミッドタウン」のHPの文章を掲げます。機会があれば、実体験をしてみたいと思います。
《六本木のまんなかに突如あらわれた、大きなグリーン。
ここは、この街に身を置く人に、ひとときのやすらぎをお届けするオープンスペースです。街の約40%を占める広大な緑地とオープンスペースは、人々の心を癒し、活力を与え、クリエイティビティを呼び覚ましてくれることでしょう。
「檜町公園」
東京ミッドタウンの東側に位置するのは港区檜町公園。
その昔、檜が多いことから「檜屋敷」と異名をとった萩藩・毛利家の麻布下屋敷の庭園跡です。その広大な庭は「清水亭」と呼ばれ、江戸の町並みを一望できる名園として名を馳せました。そんな由緒正しい名園の緑は、公園となったいまも、昔と変わらぬ「日本の美」を彩っています。
「ミッドタウン・ガーデン」
この街を行き交う人に、憩いのひとときを提供するミッドタウン・ガーデン。サクラやクスノキなど、たくさんの木々が美しさを競う、自然のアートギャラリーです。防衛庁の跡地に残された約140本の高木は、このガーデンに継承されて豊かな景観を育んでいます。また、緑地内に無線LANを備え、緑の中にいながら情報通信を楽しめるように配慮しています。》

投稿: 久保田裕己 | 2007年6月24日 22:36

久保田さん、

 あなたは「ザイドは家にいる」ことを簡単に信じていませんか?

投稿: 谷口 | 2007年6月25日 16:54

副総裁 谷口雅宣先生:
      久保田裕己様:

合掌 ありがとうございます

 副総裁先生のご文章と久保田様のコメントを拝読させていただき、次の聖書の箇所が思い出されました。

    「狭い門からはいれ。滅びにいたる門は大きく、その道は広い。そして、そこから入って行くものが多い。
  命にいたる門は狭く、その道は細い。そして、それを見出す者が少ない。にせ預言者を警戒せよ。
  彼らは羊の衣を着てあなたがたのところに来るが、その内側は強欲なおおかみである。」
  『新約聖書 マタイによる福音書第7章 12-16』 狭い門は人が集まりにくく、理解され難いかもしれません。
しかし、“HAMLET”の台詞 “To be,or not to be, that is the question.” (Shakespeare) ではありませんが、
最終目的が「生か死か」を考えることが大切だと思われました。
 また、同じ環境問題の取り組みでも、集客意識からイメージアップを狙い、利潤追求の手段としている場合もあるようです。
 旧東宮侍従の浜尾実氏は「第一級のものを求める意欲をもつこと、そして実際にそのものを見たり、あるいは一流といわれるものに接して感動する心をやしなうことが大事である」と述べられております。 
皇太子様はご幼少の頃から一流の音楽会、名画展を多く観る様に、両陛下より薦められていたそうですが、自分も、正しいもの、本物を見抜く審美眼を養いたいと思いました。
いつも新たな視点からのご指導を心より感謝申し上げます。                                  再拝

●参考文献;浜尾実:『心美しい女の子のしつけ』、講談社、(1992)
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投稿: 川部 美文 | 2007年6月25日 22:07

谷口雅宣先生、川部様有難うございます。
 新しい職場が広尾(南麻布)にあり、帰りに六本木で下車し、「東京ミッドタウン」に今日の夕刻行って参りました。久しぶりの赤坂9丁目、昔の防衛庁の変動ぶりに驚きました。そして暗くなる前に「檜町公園」を目指しました。古い公園を予想していましたが、新しく整備され、樹木も植えられたばかりの人工的な公園でした。中心に池があり、佇むと心が癒されました。長崎の総本山の金龍湖も落慶当時は人工的でしたが、歳月とともにすっかり景色の一部に収まっています。都心にこれだけの緑地は貴重だと思います。やがて樹木が育ち、憩いの場所になると思いました。
 むしろ東京駅周辺のビルの新築ラッシュ、丸ビルや新丸ビル周辺は皇居を除いてほとんど緑地がありませんが、要求するのは無理でしょうね。六本木ヒルズは、TVのニュースで屋上緑化を話題にし、その一つとして紹介されたものでした。六本木ヒルズの毛利庭園は見たことがありますが、水田を是非見てみたいと思いました。

投稿: 久保田裕己 | 2007年6月26日 23:46

久保田裕己 様:

合掌 ありがとうございます

ご丁寧なコメントをいただき、ありがとうございました。
久保田様のご文章を拝読させていただき、とても真摯で有能な方でいらっしゃるとの感を受けました。
前回、短文を心がけた関係上、不見識な印象を与えてしまったら申し訳ございません。
(イスラムの理性主義のご文章、特に「信仰段階」についての感想が含意されておりました。)
私事にて恐縮ですが、ミッドタウンの主体である三井不動産には、個人的に大変お世話になりました。
社員の方々の誠意ある熱心な態度などに感激し、感謝しております。恵比寿は知人が挙式を上げた場所、とそれぞれ親近感を持ちます。しかし、今日の地球温暖化の深刻さ、そして都市開発工事に伴う炭素排出量を考えると、複雑な心境になることが多くあります。そこで、この様なホームページで学ばせていただいている次第でございます。
 今回は、久保田様がご意見を述べて下さったお陰で、「ザイルは家にいる、と自分は信じていないだろうか」
自問自答し、脚下照顧する機会を与えていただきました。本当に有り難うございました。
広尾(日赤)は、数年前、所用でしばしば訪れておりましたが、大変環境の良い街ですね。
久保田様のますますのご活躍とご多幸を心よりお祈りさせていただきます。
                                                                      再拝
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投稿: 川部 美文 | 2007年6月27日 19:42

合掌 ありがとうございます
コメントに訂正箇所がございました。

●誤:ザイル→ 正:ザイド

ご迷惑をおかけしましたこと、深謝いたします。 再拝
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投稿: 川部 美文 | 2007年6月27日 19:54

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