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2007年6月 1日

ペーパーレス雑誌現る!

 完全なペーパーレスの雑誌--いずれそんなものも登場するだろうと思っていたが、こんなに早く現れるとは予想していなかった。しかも、中高年向きだというのだから驚いた。小学館がインターネット専用で7つもの雑誌を創刊したのだ。

『フォーマルの流儀』『Designer's Style』『農家に棲む』『ダーウィンのひ孫』『昔、売ります』『江戸前の手引き』『渚でくらす』の7冊で、タイトルを見た限りでは、退職後の“団塊の世代”をターゲットにしたもののように思える。「スーク(SooK):雑誌の市場」というサイトで、それぞれの「創刊0号」が無料で読めるらしい。「らしい」と書いたのは、実際に全部を試してみたわけではないからだ。理由は、ダウンロードに時間がかかり、自宅からダイヤルアップでアクセスするの(今現在)では、時間と経費が気になる。「快適ライフスタイルMagazine」という宣伝文句がついているが、私の私的通信環境では「快適」なアクセスはできそうもない。

 が、職場のLAN経由でアクセスすると流石に使い勝手はいい。フルカラーの雑誌のページを3段階に拡大・縮小できるから、私のように“老眼”が始まっている者にも読みやすく、また見やすい。雑誌本来の「紙のページを繰って読む」という感覚が保たれている点が、これまでのネット上の新聞等とは異なる。6月1日の『日本経済新聞』によると、月750円を払って会員登録すれば、7誌は読みたい放題だという。また、会員以外の人も6~7ページ程度は試し読みができる。そして、バックナンバーは他の電子書籍販売サイトで売る予定らしい。

 なかなか野心的な試みで好感がもてる。その理由は、紙を使わないから森林保護になり、インクでの印刷工程が省け、雑誌の運搬もしないから化学薬品の使用やCO2の排出削減にもなるだろう。ただ、カラー写真を多用した雑誌は、自宅の本棚に入れておき、ときどき開いて見て楽しむという用途があるはずだから、その点での読者の不満は残るかもしれない。恐らくそれを意識して、「7冊750円」という値段にしたのだろう。

 生長の家でも毎月7誌を出しているから、この方面への展開は考えていいはずだ。特に、多部数を買っても活用しきれない場合は、環境保全に逆行する点は見逃せない。また、検索サイトから「生長の家」を探して生長の家のサイトを見つけ出した利用者が、7誌あるどの雑誌も目に触れないまま、別のサイトへと流れていくことのデメリットは、今後ますます拡大していくだろう。「ネット版普及誌」のようなものの早期登場に期待したい。

谷口 雅宣

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コメント

谷口雅宣先生,ありがとうございます。
ネット版普及誌というご発想に私も賛成です。
これだけインターネットが普及してしまった社会ですから,普及誌の内容ができるだけ多くの人の目に入ることは,意義あることだと思います。
生長の家を誰もが知っているという社会になり,また生長の家をより身近に感じるという人も増える方策を今後も考えていきたいです。

投稿: 佐々木勇治 | 2007年6月 2日 19:48

佐々木さん、

 コメント、ありがとうございます。

 あなたのグッド・アイディアに期待しています。

投稿: 谷口 | 2007年6月 5日 13:32

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