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2007年5月31日

パプリカの実

 木曜の休日に、久しぶりに絵を描くことができた。4月の半ば以降、ペンや筆を走らせる機会がなかったのは、生長の家全国大会の準備や大会での講話を雑誌に掲載するための原稿チェック、会議の事務関係の仕事などで心の余裕がなかったからだろう。が、幸い雨模様の天気のおかげで、家で椅子を温めることができた。隣家の母が到来物だといって、色鮮やかなパプリカの実をいくつも持ってきてくれた。それを見て「あぁ描きたい」という気持が起きた。
 
 パプリカの実の色は、なぜあんなに鮮やかなのかと思う。あの赤、黄、橙は、まるで自然物でないかのようだ。プラモデルに上等なラッカーを塗ったときのような発色で、しかも複雑に湾曲したあの形が趣深い。以前、妻が料理のためにそれを真半分に切ったものをスケッチしたことがあるが、その時は切り口の曲線と、中に詰まった小さなの種の集団が面白かった。今回は、普通に外側の形と色つやを描くつもりでスケッチし、その構図をわずかに変化させたものを、菓子箱か何かの木の蓋の裏側に、ペンとインクとアクリル・グワッシュで描いた。いわゆるミックスド・メディアの絵と言えるだろうか。

 こんな絵の描き方は、今回が初めてだ。普通は白紙の上にペンと水彩、あるいはカンバスかカンバス・ボードの上にアクリルか油絵具というオーソドックスの組み合わせだが、今回は変則的描き方に敢えて挑戦した。スケッチの軽妙さと、絵具の厚塗りによる重厚さを共存させようとしたのだが、成功しているかどうか分らない。制作過程が分かるように3枚を並べてみる。
 
 
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 谷口 雅宣
 

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コメント

谷口雅宣先生

 毎回、素晴らしい作品を有り難うございます。先生の絵は良いセンスと素朴な感じがして、いいですね。
 菓子箱の木の蓋に描くという発想には驚かされました。私は大学時代は美術部で、やはり、当たり前にカンバスに描くという事以外、考えもしませんでした。それとインクとアクリルをミックスさせるという発想もユニークですね。
 
 私は現在は何故か絵とか彫刻をする気が失せて、もっぱらテニス等スポーツが趣味になっています。

堀 浩二拝

投稿: 堀 浩二 | 2007年6月 1日 09:33

堀さん、

 過分なお言葉、恐縮します。

 芸術より、スポーツですか……まぁ、そういう楽しみ方もあると思いますが、何かもったいないですネ。アマチュアのスポーツは基本的に自分のためでしょうが、芸術は見てもらう人のためでもあるのですから……。

 木箱の蓋の件ですが、あと何枚か家にあるのを発見したので、トライしてみます。

投稿: 谷口 | 2007年6月 2日 12:56

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