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2007年3月 4日

環境に配慮した講習会 (2)

 春らしい陽気となった今日は、東京・有楽町駅前の東京国際フォーラムと明治神宮会館の2会場を使って、東京第一教区での生長の家講習会が行われた。一昨年の講習会も同じ2会場で開催されたが、そのときの受講者を700人近く上回る大勢の方々が受講してくださったことは、誠にありがたかった。今回の講習会で少し驚いたのは、午後の最初の時間に行われた聖歌隊による発表で、大勢の子どもの“合唱隊”が大人に混じって元気な歌声を披露してくれたことだ。「使命行進曲」が講習会で歌われたのも、珍しいことである。
 
 質疑応答の時間も、質問が30ぐらい出たため、充実したものとなった。「充実」という意味は、多角的で内容のある質問が多くあったということである。しかし、私の答える時間には制限があるので、質問者は恐らく不満を感じた人もいただろうと思う。その中で印象に残ったのは、地球環境がこれだけ危機的な状況になっているのだから、生長の家も祈っているだけでは十分でなく、もっと実質的な環境保全活動をすべきではないか、という意味の質問--というよりは意見具申があったことだ。これまでの講習会では、「宗教なのだから環境問題などより、ほかにすべきことがあるだろう」という種類の質問がたまにあったことを思い出せば、隔世の感がする。質問は誤解にもとづくものと思ったので、ISO14001の取得を初めとした生長の家のこれまでの実質的な環境保全活動について、説明させてもらった。
 
 また、最近の生長の家講習会では、受講者用の昼食の弁当を工夫して、ゴミを減らしたり、CO2など環境に有害な物質をできるだけ出さない努力をしているが、今回の講習会でも生分解性プラスチックの容器等が採用されていた。東京第一教区の三浦晃太郎・教化部長は、弁当について次のように述べている。
 
「弁当箱は、非木材紙である葦を原料に作られており、生分解性の容器です。この容器は、財団法人日本食品分析センターで分析されており、PCB、蛍光物質他、有害物質は検出されず、食品の容器としても問題ないと思われます。弁当を入れる手提げ袋は、生分解性プラスチックと米を原料としており、土中で2~3ヵ月でほとんど消滅すると言われています。佐世保市はこれと同じものをゴミ袋(厚さは手提げ袋より厚い)として採用しており、このゴミ袋の表面には“土中の微生物で消滅します!!”と明記されています。またこの袋は、野菜などをくるんで冷蔵庫に保管すると、従来のビニール袋より日持ちがよいとのことです。弁当の箸は、森林伐採にならない竹箸を採用しました」--なかなかの徹底ぶりである。

 ところで今日は、全国で気温が上がった。東京は18.6℃止まりだったようだが、大分県の日田で26.5℃を記録するなど、九州の一部で25℃を越す“夏日”となったほか、滋賀県と九州4県の計11カ所で、3月としては最高気温が過去最高を記録したそうだ。このほか、兵庫県豊岡市(24.6℃)、鳥取(23.3℃)、名古屋(22.5℃)、大阪(22.2℃)、福井(20.8℃)、長野県飯田(20.4℃)、前橋(20.0℃)などで20℃以上となった。気象庁によると、3月下旬から4月並みの暖かさという。

 妻と私は講習会終了後に帰宅し、夕食のために外出した。用心してコートを着て出たが、原宿を歩く人の中にはコートなしの人が多く、反袖のTシャツ姿の若者さえいた。青山通りまで歩き、通りを渡った先にあるイタリア料理店でゆっくり食事をした。この店へ入ったのは初めてだが、夜も全店禁煙という珍しく進んだ店で、タバコの煙が嫌いな私たちは大いに気に入った。味も上々で、客層は国際的だった。

Mtimg070304  食事を終え、コートを片手に抱えて家の門をくぐった私だったが、なぜかくぐり戸がうまく閉まらない。暗い中で目を凝らすと、戸の下の隙間に何か柔らかいものが挟まっている。戸を動かして調べてみると、ヒキガエルが腹を見せて転がった。気がつくと、家の庭には陽気に誘われて穴から出てきたヒキガエルが、あちこちで身構えている。庭は注意して歩いたのだが、玄関に着くまでにあと2匹、足で踏んでしまった。私たちは無事帰ったが、カエルたちには迷惑をかけたかもしれない。

谷口 雅宣

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コメント

副総裁先生

2月28日のフジサンケイビジネスアイで生分解性樹脂が分解する時にCO2を発生すると書いておりました。植物はCO2を吸って、酸素を出すわけですが、生分解するときにその吸ったCO2をまた吐き出すとのことでした。

樹木も自然に朽ちる場合はやはりCO2を発生するとのことでした。
私は5年前生分解性樹脂の開発に携わっておりましたが、CO2の発生までは考えておりませんでした。

投稿: 佐藤克男 | 2007年3月 6日 17:50

佐藤さん、

 生分解性プラスチックが分解時にCO2を出すという話は、聞いたことがあります。しかし、土中に埋めてあれば、そのCO2は微生物が吸収するということもあります。また、根から植物に吸収されることはないのでしょうか? さらに言えば、京都議定書では、植物だったものが分解したり、燃えたりして出たCO2は、もともと大気中にあったCO2だと見なすことになっていますから、それほど心配されなくていいと思います。

投稿: 谷口 | 2007年3月 6日 23:30

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