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2007年3月19日

太陽光発電の導入盛ん (2)

 18日に行われた香川県での生長の家講習会で、1つうれしい発表をすることができた。それは、生長の家が一丸となって推進している太陽光発電装置導入の運動で、今年度(平成18年度)の導入実績の数字がまとまり、その結果、これまで過去最高だった平成17年度を上回る589kWが達成されたことだった。前回の東京での講習会では、前年との差がまだ49kWあったので、私自身講話の中で「3月末までの運動でこれを超えられるかどうか分かりません」と言ったのを記憶しているが、その矢先の記録達成には少し驚いた。関係者の皆さんのご努力、ご支援に心から感謝申し上げます。

 この急速な増加の理由は、教化部や道場などの「法人」分での予想外の“追加導入”があったためである。年度当初、今年の法人の導入分は、教化部では茨城(10kW)、神奈川(77kW)、静岡(10kW)、岡山(20kW)、香川(20kW)、佐賀(15kW)、群馬(19kW)の7カ所、道場では静岡県の伊豆長岡道場(12kW)、愛知県の豊橋道場(10kW)、同じく三河道場(10kW)の3カ所で、合計10カ所が予定されていた。しかしその後、運動がさらに盛り上がりを見せ、栃木県と山梨県の教化部への導入(計21kW)が決まり、さらに兵庫・龍宮道場(10kW)、そして生長の家本部の職員寮である東京・府中市の瑞光寮にも20kWの装置設置が決まり、それぞれが今月末までに発電を開始することになったのである。その結果、法人分の導入は過去最高の254kWの容量を達成することができた。(グラフを参照)

Solarpwrs64  この法人分の発電容量に加え、個人分でも順調に導入が進み、今年度は昨日までに77人の相・白の会員さん宅などに設置された装置の発電容量は335.41kWに達した。前年度の個人分の導入実績は114人が計436kWだったから、それには及ばなかったものの、平成15年(71人、265kW)、同16年(81人、320kW)を上回る過去2番目の実績である。注目していただきたいのは、平成14年以降、一貫して個人分が法人分を上回っていることである。この運動が個人レベルにまで確実に浸透していることを示しており、勇気づけられる。平成15年に4.6kWの装置を導入した和歌山県上富田町の白鳩会員Aさんは、本部への報告書に「農家で稲作りが多く、乾燥機、倉庫等で電力を多く使うので、自然の太陽光発電に少しでも助けてほしいことと、地球環境のために考えて設置しました」と書いている。また、今年1月半ばに東京・世田谷区の自宅に3kWのシステムを設置した白鳩会員Sさんは、「以前に練成会で、太陽光パネルを設置した人のお話を聞き、同居している母にも危なくなく、地球にもやさしい環境づくりに協力したい気持になりました」と導入の動機を書いている。

 さて、本欄では昨年の10月30日付で今回と同じ題の文章を掲載した。単行本では、それを後に若干補足した文章が『小閑雑感 Part 5』の最後の方(p. 282)に載っている。それを読むと、昨年3月末時点での生長の家関連の太陽光発電装置の発電容量の合計は「2,020kW」である。今回の合計ではそれが「2,959.45kW」にまで上がっている。約3,000kWだ。これだけの太陽光発電装置が、どれだけの効果をもたらすかを数字で表すと--石油に換算すると、1日当たり1,975リットルが節約され、1年間では721klだ。これだけの石油が消費されなくなると、それに応じて二酸化炭素の排出量が1日当たり5.36トン削減される。これは年間では1,956トンの排出削減となり、スギの木にすると約14万本が吸収する二酸化炭素の量だ。つまり、それだけのスギの木を伐採しなかったのと同等の効果を及ぼすわけだ。木の本数でなく、森林面積に換算すると約548ヘクタールの森林がこれで護られたことになる。この広さは、東京ディズニーランドの約11倍、東京ドームのグラウンド面積の約422倍である。

 どうだろう。過去7年間の我々の活動が、地球環境保全に少しは役立っているとの実感を持っていただけただろうか? もちろん、これだけで環境保全が足りるわけではない。あと5年に迫った京都議定書の目標達成に必要な二酸化炭素の削減量と比べると、我々の削減量は「8万2千分の1」である。つまり、単純に考えれば、我々と同等の活動をしている団体が日本国内に8万2千なければ、目標達成には至らないのだ。さらに前進あるのみである。
 
谷口 雅宣

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コメント

合掌ありがとうございます。

私の働いている会社でも、
3月18日より太陽光発電(30kW)が稼動開始しました!

「全国で既に太陽光発電をされている皆様の仲間入りが出来た!」
「3000kWの一翼を担ってるんだ!」
と本日の記事を読んで嬉しくなりました。

生長の家での全国の取り組みをタイムリーに、
分かりやすく伝えてくださってとても感謝しています。

これからも「前進あるのみ!」ですね。

ありがとうございます。

再拝

投稿: 古谷伸 | 2007年3月20日 09:37

副総裁先生

私は太陽光発電の販売会社を経営しておりますが、設立当時の目標は「月何件売上達成」でした。生長の家で学ばさせていただいてからは「今月の目標○千坪の森林相当達成」に代わりました。

たらいの水の例話ではありませんが、今は箸でたらいの水を回しているが如く、世界から見たら我々の活動は微々たるものかも知れません。

しかし、この生長の家の環境保全活動は必ず後に続く組織が増えるきっかけになると確信しております。

この活動も最初は信徒の方達の理解が得られなかったと伺っておりますが、副総裁先生の強いリーダーシップの元にここまでこられたことに心から敬意を表します。

しかし、まだ活動は緒についただけですので、私も太陽光発電だけではなく植林、ゴミの分別、あらゆる環境保全活動に参加する覚悟です。

投稿: 佐藤克男 | 2007年3月20日 13:20

古谷さん、
佐藤さん、

 励ましのお言葉、有難うございます。
 一歩一歩前に進み、一段一段積み上げていくほかないと思います。
大気中のCO2も、これまでそうやって増加してきたのですから……。

“積善の家”に幸いあれ!

投稿: 谷口 | 2007年3月20日 16:47

雅宣先生

カナダでも過去数ヶ月、ようやく首相が地球温暖化に対する関心を政策に反映するようになり、昨日発表になった予算案では、C$4.5 billionが地球温暖化防止に費やされ、個人のレベルでは、認定されたハイブリッド車購入時に上限C$2000の還付金が出る事になりました。
カナダの日系二世の科学者、David Suzuki氏のサイトには、地球温暖化防止活動をしている教会が掲載されていますが、生長の家の活動を太陽光発電の数字を含めて、発表されてはいかがでしょう?

http://www.davidsuzuki.org/Climate_Change/What_You_Can_Do/carbon_neutral.asp

合掌

渕上幸江

投稿: 渕上幸江 | 2007年3月21日 03:35

谷口雅宣先生
第2回新エネルギー世界展示会の日程が決まりました。「生長の家」でも出展されてはいかがですか。以下に概要を掲げます。
~地球環境保全に貢献するエネルギーに関する日本最大のイベント~
地球環境保全に貢献するエネルギーが創る-新たな社会、新たな産業
第2回 新エネルギー世界展示会
 RENEWABLE ENERGY 2007 INTERNATIONAL EXHIBITION & CONFERENCE
http://www.renewableenergy.jp
◇会 期:2007年10月10日(水)~12日(金) 10:00~17:00
◇会 場:幕張メッセ 国際展示場、国際会議場
◇主 催:再生可能エネルギー協議会 準備委員会
◇入場料:無料(登録入場制)
◇事務局:(株)シー・エヌ・ティ
◆出展募集の受付を開始しました
昨年10月に幕張メッセにて初開催しました「新エネルギー世界展示会」の本年の出展募集の受付を開始しました。本年も皆様のご参加をお待ち申し上げます。 
詳しくは→ http://www.renewableenergy.jp
◆本イベントの特徴
1.新エネルギー全分野をカバーする日本最大の展示会&カンファレンス
2.商談につながる国内外のビジネスパーソンや技術・研究者などのユーザーが多数来場
3.環境・エネルギー問題に関心のある政府・自治体の方々が多数来場
4.最新ビジネス情報から技術動向までを満たす多彩な併催イベントを実施
◆出展対象
新エネルギーをはじめ、エネルギーと環境の全分野において、地球環境保全に貢献する製品・技術・サービス・周辺機器・情報を募集。
●政策(国の政策、電力事業の取組みなど) ●太陽光発電(太陽電池、システム、材料など)●太陽熱利用 ●省エネルギー建築 ●風力発電(大型・小型、部品・材料など) ●バイオマス(木質・廃棄物・作物利用による発電・熱利用、バイオ転換技術など)●水素・燃料電池 ●海洋エネルギー ●地熱発電●新エネルギーシステム(電力貯蔵、系統連系、電力供給システム、制御技術、地域新エネルギープロジェクトなど)・中・小水力 ・温度差利用 ・コージェネレーション ・クリーンエネルギー自動車・省エネルギー ・超電導 ・通信 ・雪氷熱利用 ・環境保全・計測・分析・環境金融関連商品、支援制度 ・NPO、NGOに関わる製品、技術、サービス、周辺機器、情報
◆来場対象
・環境とエネルギーに関わる国内外のビジネスパーソン、技術・研究者
・環境政策に関わる行政・自治体担当者
・教職・教育従事者
・地球環境に興味のある一般の方
◆併催事業
 ◇カンファレンス
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構をはじめ政府機関主催による大規模カンファレンスを実施します。また、各業界団体との連動セミナー、会議を実施します。専門家を対象とし、ハイレベルな知識・情報需要に応えます。
◇出展者ワークショップ
出展者が自社製品やサービスをPRするプレゼンテーションステージを設置します。

投稿: 久保田裕己 | 2007年3月23日 01:26

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