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2007年1月 3日

お伊勢参り (2)

 正月の伊勢行きの目的は、親戚同士の懇親と伊勢神宮の参拝である。昨年1月3日の本欄でも「お伊勢参り」の題で書いたので、今回は(2)とした。午前中に総勢15人が車3台に分乗して、内宮へ行った。午後からだと混雑すると思ったのだが、すでに十分混雑していた。今日は空もよく晴れ、初詣には絶好の“小春日和”で、夜中に雨が降ったのか玉砂利の参道がしっとり湿っていたので、気持よく歩けた。昨年より2~3割増しの人出だったと思う。拝殿前の“人間渋滞”の長さは昨年の1.5倍ほどあり、長さにして50メートルぐらい、ほとんど動かない幅広の列ができていた。その後尾に並んで中央の鳥居をくぐり、拝殿正面から参拝するためには、恐らく30分は待たねばならないだろう。だから、我々は昨年と同じく、拝殿の右側へ抜けるコースをたどって参拝を果たした。

 参拝後は、「おかげ横丁」と呼ばれる飲食店や土産物店が集まった一角で、昼食をとるのが恒例になっていた。その横丁へ続く参道の雑踏の中で、丸傘をかぶり灰色の衣を着た托鉢僧がボソボソ口を動かしていた。長身の肩から上が人混みの中から突き出している。近くへ行くと、はっきりした日本語の発音で経文を唱えている。私と目が合ったとき、その青い目が視線を逸らさないので、私の方が軽く会釈した。実は、昨年の伊勢参りの時も外国人の僧がそこに立っていたのだが、別人に違いなかった。その人が黒い僧服だったのと、立ち居振る舞いにもっと奥ゆかしさが感じられたからだ。この僧はもっと若く、修行も短いのだろう。真剣さは感じられても“角”があった。
 
 日本に仏教を学びに来る外国人がふえているという話をどこかで読んだが、どんな動機で、どんな修行をするのだろう、と私は思った。名古屋から伊勢までの列車内にも、西洋人の僧が1人いた。しかしこの僧は、僧服姿なのに隣席の日本人女性と妙に親しげに談笑していた。2人は、たまたま隣合わせたという感じではなく、恋人同士のように、体を寄せ合い、うれしくて仕方がないという様子だった。私は、何か見てはいけないものを見たように感じた。最近の僧は恋愛もするのか。では、出家の動機は何か? そもそも本当に出家しているのか……などの疑問を抱いたまま、私は列車を降りた。その僧の笑顔と、参道で托鉢中の僧とのイメージが重なり、不協和音のように心に残った。

Tekonesanma 「おかげ横丁」では、家族で好きな食事を買って持ち寄り、互いに分け合って少しずつ食べる。いろいろある地元の名産を味わうためだ。私は、カツオの手こね寿司、さんま寿司、とろろソバをおいしくいただいた。写真は、さんま寿司(手前)と手こね寿司。

谷口 雅宣

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コメント

谷口雅宣先生
新年明けましておめでとうございます。

私も1月3日に伊勢神宮に参拝していたので、嬉しくなって、初コメントさせていただきます。

今回、初めて正月に参拝しました。前日、伊良湖のホテルに泊まり、鳥羽までフェリー→伊勢志摩スカイライン(渋滞なし)で伊勢入りしました。

今年から、観光バス(はとバスツアーで参加した為)の規制があり、三重県営体育館の駐車場から20分程歩くことになりました。

おかげ横丁は混んでいましたが、鳥居をくぐった後はスムーズと思いきや、拝殿前の“人間渋滞”を体験しました。先生が仰るとおり、右側がスイスイ動いていましたが、私達は鳥居をくぐる為、左側を歩きました。中央はほとんど動きませでしたね。

観光ツアーのため、制限時間が2時間(昼食含む)なので、内心冷や冷やしながらの参拝でした。同ツアーの中年夫婦が集合時間を一時間も間違えるというハプニングがあったほど無理なスケジュールだったと思います。正月に伊勢参拝するのは、ツアーじゃない方がいいですね(^.^)

投稿: 室井誠司 | 2007年1月 5日 12:55

室井さん、

 そうですか、伊勢でご一緒してたのですね。我々の車が駐車したのも体育館脇の広い場所でした。ツアーの方が楽かと思いましたが、そうでもないのですね。

投稿: 谷口 | 2007年1月 6日 15:49

谷口雅宣先生
コメントへのお返事ありがとうございます。

先生の御文章の内容とはズレてしまって恐縮なのですが、私は、東京第一教区に所属していますので、3/4(日)に生長の家講習会でご指導をいただけることを今から楽しみにしております。

明るい運動が力強く展開されていることを見ていただき、よろこんでいただきたいと念願しております。

毎回、終了後に受講者と握手されているお姿を拝し、感動してしまい、思わず私自身も先生のお近くに駆け寄って、握手してもらっています。

今回も駆け寄ってしまうと思いますが、どうぞよろしくお願いします。(笑)

投稿: 室井誠司 | 2007年1月 8日 00:47

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