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2007年1月23日

クロスワードを解く (3)

 1月16日の本欄に掲載した「教義クロスワード No.3」の解答を発表しよう。前回同様、文字のみの解答である:

【縦の答え】
(イ)布施。(ロ)苦楽。(ハ)一縷。(ニ)不生不死。(ホ)悔い。(ヘ)良い笑い。(ト)卍。

【横の答え】
(ニ)不如意。(チ)正師。(リ)調和。(ロ)狂う。(ヌ)ラマ。(ル)福音。(ヲ)苦しい。

 今回の“ひっかけ”的問題は「悔い」だろうか。これのカギを「内部神性の表現の1つ」などと書いたため、「愛」とか「慈悲」とか「善」などの語を入れて、正解までの道のりを長くしてしまった人がいるかもしれない。私はここで「人間が悔いたり後悔することは、実は人間の内部神性が表現されつつある過程である」ことを確認しておきたかった。このことは、すでに昨年10月1日2日の本欄で「表現者の悩み」と題して説明した。「仏である人間がなぜ迷うか?」という問いに対して、「仏であるがゆえに迷う」と答えたのを思い出してほしい。

 次に“ひねった”問題としては、縦の(ト)の「卍」のカギだったかもしれない。ここに「地図などで使われる寺院のマーク」などと書けば、簡単に正解が得られるとは思うが、あえて「仏像の胸などに描かれた吉祥万徳の印」とした。これは、そういう事実を知らない人が案外いるかもしれない思ったからだ。意地悪のためではなく、そのことを知っていただきたかった。なぜなら、これは生長の家のマークの構成要素でもあるからだ。白川静氏の『字統』(平凡社、1994年)によると、これは「十字形の各末端に、回転方向をつけた形」で、「吉祥万徳の集まるところの印とする」から仏像の胸に描かれるのである。左回転を「左卍」、右回転を「右卍」と呼ぶ。
 
 また「卍」は何も仏教専属の印ではなく、世界中で使われてきた宗教的表象でもある。ギリシャでは「ガムマテ十字」あるいは「ガムマディオン」と呼ばれ、インドでは「スワスティカ」と呼ばれる。古代ギリシャの陶器や地中海沿岸の国々の貨幣のデザインにも使われている。「鍵十字」とも呼ばれていて、北ドイツ、スカンジナビア地方では雷神であるトルー神の持つハンマーにも刻印され、古代アングロ=サクソン民族の墓所にも見られるという。このほか、アフリカのアシャンティ族の青銅器や、中南米、ユカタンなどの諸部族の用具にも見られ、古代のマヤ文化では日輪のマークとともに石板に彫られているというから、興味深い。回転方向の別は、一般に右旋は白魔術・進行的、左旋は黒魔術・退行的とされるが、必ずしも世界共通ではない。生長の家のマークにあるのは「左卍」だが、これがナチス・ドイツが採用した「ハーケンクロイツ」を一部に想起させるため、西洋社会での反発(無知から来るものだが)を考慮して国際平和信仰運動のマークが考案された。

 さて、第4問を以下に掲げる。

Cwp6x6004 【縦のカギ】
(イ)肉体の目に見えなくても、これによって見えることもある。
(ロ)「生長の家」という言葉の意味。
(ハ)動物の名。
(ニ)世界四大聖人の1人。
(ホ)現象の生物界の1側面。

【横のカギ】
(イ)この世の悪の根源とされるもの。
(ニ)仏の四無量心のうち最高とされるものを「○徳」と言う。
(ヘ)谷口雅春先生に最初に下った神示の第1行目にある言葉。
(ト)この動物が念仏を唱えることは、「くどい」ことの喩えとして使われる。
(チ)自分の得を最重要と考えてとらわれる心。
(リ)イエスが誕生したとされる場所。

谷口 雅宣
 

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コメント

副総裁 谷 口 雅 宣 先 生

 (ホ)の縦は「悔い」でしたか! なるほど。他のマスの関係から「くい」だとは思ったのですが、別の熟語を当てはめてしまい正答にはなりませんでした。
 (ト)の縦の「卍」は、吉祥というヒントで正答を書けましたが、仏像の胸に描かれてある事は初めて知りました。「卍」に関する種々のご説明をいただきまして大変勉強になりました。毎回勉強になります。ありがとうございました!

 今回も、全部埋める事は出来ましたが、さて全部合っているでしょうか? 来週のご解答を楽しみにしています。これからも楽しく解かせていただきます。合掌
                        牧野尚一拝

投稿: 牧野尚一 | 2007年1月25日 08:26

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