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2007年1月16日

クロスワードを解く (2)

 1月9日の本欄に掲載した「教義クロスワード No.2」の解答を発表しよう。前回にならって文字のみを掲げる:

【縦の答え】
(イ)大和の国。(ロ)三業。(ハ)土。(ニ)救い主。(ホ)備後。(ヘ)黄泉。

【横の答え】
(イ)荼毘。(ト)むすび。(チ)訓。(リ)和顔愛語。(ヌ)映し世。(ル)肉。

 今回は特に難しい問題はなかったと思う。それより「土」とか「訓」のようなコジツケのような問題を作ってしまったのが心苦しい。また「備後」とか「肉」のように宗教と関係のない言葉も“穴埋め”的に使わねばならなかった。
 
 とは言っても、「肉」から宗教の話ができることも事実である。私はこの“カギ”で『ヨハネによる福音書』第3章6節の言葉を引用した--「肉から生まれる者は肉であり、霊から生まれる者は霊である」。このイエスの言葉は、「だれでも新しく生れなければ、神の国を見ることはできない」という言葉の意味を説明する際に使われたものだ。私が新年祝賀式で話した中に、養老猛司氏が「五官をフルに活用する」ことの意味を説いた部分があった。「便利な都会の生活よりも、不便な自然の中の生活の方が幸福だ」というパラドックスはどこから来るか? という話である。養老氏は、五官をフルに活用することによって人間の幸福感が生まれるという意味のことを言った。
 
 普通、五官は肉体に属するものと考える。すると、「五官をフルに活用する」ことは、肉体の感覚を追求したり、それに耽溺することのように聞こえる。しかし、私はそういう意味ではなく、言葉や概念の自動運転に身を任せるような生活--現代人はとかくそういう生活をしているが、それをするのではなく、もっと目の前にある事物を、自然を、しっかりと味わい、観察し、そこに表現されている“深奥のメッセージ”を読み取れ、という意味だと解釈したい。詳しい話は別の機会に譲るが、早く“答え”を知りたい人は、谷口雅春先生の『第二青年の書』(日本教文社刊)の46~50ページを読んでいただきたい。

 さて、第3問を以下に掲げる。楽しんでいただければ幸甚である。

Cwp6x6003 【縦のカギ】
(イ)人に与えること。、
(ロ)苦しみと楽しみ。
(ハ)1本の細い糸。
(ニ)人間の本性。
(ホ)内部神性の表現の1つ。
(ヘ)嘲笑は悪い笑い。では微笑は?
(ト)仏像の胸などに描かれた吉祥万徳の印。

【横のカギ】
(ニ)思い通りにならないこと。
(チ)宗教上の師。正しい教師。
(リ)矛盾や衝突がなく整っていること。
(ロ)人間の心が正しく機能しなくなる現象。
(ヌ)チベット仏教の高僧の呼称。
(ル)幸福の知らせ。キリスト教ではイエスの教えのこと。
(ヲ)生・老・病・死に際して人間が体験する感情。

谷口 雅宣

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コメント

副総裁 谷 口 雅 宣 先 生

 今回は(ホ)の縦を最後に解いて無事完成しました。今回も楽しく解かせていただきました。ありがとうございました!

 新年祝賀式での副総裁先生の素晴らしい年頭の御言葉、先生のブログで拝読させていただき、また音声でも拝聴できまして大変感銘いたしました。音声でもお聞きでき、感謝申し上げます。

》もっと目の前にある事物を、自然を、しっかりと味わい、観察し、そこに表現されている“深奥のメッセージ”を読み取れ、という意味だと解釈したい。《
 今回も、この素晴らしいご文章を拝読しながら、副総裁先生の『「人間は自然そのもの」と知る祈り』を思わせていただきました。先生のお祈りの最後は、次のようにお示しいただいております。
『人間の内にある「神性」や「仏性」とは、万物大調和の自然の実相に気づき、それを自己の生活の中に、人間の生き方の中に表現しようとする意志である。
 私は今、この自覚に達し、神の理念の体現者として、万物大調和実現のために生きる決意を新たにする。私は自然そのものである。自然は私そのものである。ありがとうございます。』

》私は自然そのものである。自然は私そのものである。《
 素晴らしい真理のお言葉に、ただただ深く感銘いたしました。いつも“深奥のメッセージ”をお説きいただきまして、ありがとうございます! 合掌
                        牧野尚一拝

投稿: 牧野尚一 | 2007年1月18日 19:04

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