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2006年10月10日

生光展はじまる (2)

 生長の家芸術家連盟の美術展「生光展」が、東京・銀座の東京銀座画廊で9日から始まった。1年前は10月10日の本欄で同じタイトルの一文を書いたから、ご記憶の読者もいると思う。今年は28回目で、水彩、油絵、日本画のほか、アクリル画、ミクスドメディア、和紙画、版画など、多様な画材を使った絵画に加え、新たに写真も登場した。展示作品は85点で、出品者は北海道から沖縄まで65人。今年は特別に、生長の家総裁・谷口清超先生も「君子蘭」という題のカラー写真を出品され、生長の家白鳩会総裁・谷口恵美子先生は「月と松」「シンビジュウム」の2点の水墨画を展示されている。恥ずかしながら私も、昨年に引き続き小品2点を出品させていただいた。

 谷口清超先生はご自宅で静養中だが、天気のいい日など時々、愛用のデジタルカメラを三脚に据えて写真を撮られる。今回出品の作品(420×300mm)は、ご自宅2階のベランダを背景に、橙色のクンシランの鉢植えをやや上方から撮られたもので、背後にある薄緑色のベランダに映った複雑な影が、奥行きと静かな空気感を醸し出している。この写真は、平成19年度の「光明生活の日訓」の表紙になることが決まっている。初日の昨日は祭日だったので、妻と2人で会場へ行き、同連盟委員長のすずきゆきお氏、運営委員の小杉繁良氏などから、展示作品について丁寧な説明を聞かせていただいた。

Seiko20062  私の小品は6号の油絵「月山遠望」と、4号のアクリル画「海辺の公園」である(=写真参照)。前者は、来月出版される長編小説『秘境』(日本教文社刊)のカバー絵として描いたもの。この小説の取材のため、一昨年1月に山形県の庄内地方を訪れた際、撮影した写真をもとに描き起こした。薄く雪化粧した冬枯れの山々が連なる遠方に、純白の月山を望む風景に打たれてシャッターを押した。まったく音のない静謐な世界と神々しい月山を描きたかったが、どこまで表現されているか自信がない。小説の主舞台は夏場のわずか数カ月間だが、庄内の厳しい冬で本のカバーを飾ることで、主人公の置かれた自然環境の全体像を読者に伝えたいという意図がある。
 
「海辺の公園」という絵は、今年の9月末に横浜へ行ったとき、横浜港に臨む「みなとみらい地区」の公演を描いたもの。小型のスケッチブックにペンと水彩で描いた絵をもとに、ペンによるスケッチの軽妙なタッチと水彩の明るさをアクリルで表現しようとした。昨年、この展覧会に出品した「セントラル・パーク」という油絵が、元絵のペン画のスケッチに比べて重過ぎたことを反省し、別の技法でその難点を克服できないか試みたものである。会場での批評に、「もっと描き込んでほしかった」というものがあったから、多分、成功していない。近景に公園の芝生と緑の木々、遠景に高層ビル群を配する構図は、「セントラル・パーク」と共通している。

 双方の絵は、完成から出品までに時間的余裕がなかったのでデジタル化ができず、現段階では本欄に掲載できない。が、「月山遠望」のもとになった写真は、本サイトの英語のページに「Remote Mountains」と題して掲載されている。生光展は15日までやっているので、ぜひご来場あれ。

谷口 雅宣

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コメント

生長の家副総裁
 谷口 雅宣 先生

 合掌 ありがとうございます。
 本日、「生光展はじまる (2)」を読ませて頂きました。
 昨日(10日)私たち白鳩会中央部のメンバー5名で(正・副会長と白鳩会事務課員)、業務終了後、すっ飛んで銀座の生光展の会場に向かいました。
運営委員の小杉繁良様がちょうどいらっしゃいまして、私共もご案内頂き、副総裁先生の「月山遠望」と「海辺の公園」、総裁先生の見事に咲いた「君子蘭」のお写真、そして白鳩会総裁先生の「月と松」「シンビジュウム」の水墨画を拝見いたしました。“芸術の秋”のひとときを、とても幸せな気分で過ごさせて頂きました。
 また、そこにちょうど日本教文社の辻信行常務が来られまして、副総裁・谷口雅宣先生の「月山遠望」の絵が、11月18日発売の先生の長編小説『秘境』のカバー絵となるのですよ、と仰いましたので、表紙にはどの部分をどう使われるのかをお尋ねしましたら、この部分が表でここからが裏に回り、「秘境」という文字は縦に入るのだと教えて頂きました。そして、「光の泉」に掲載された御文章に更に加筆され、最終章も追加されたこと
をお聴き致しました。
 先生は、ブログに「庄内の厳しい冬で本のカバーを飾ることで、主人公の置かれた自然環境の全体像を読者に伝えたいという意図がある」とお書き下さっていますので、11月の出版日を心待ちにし、私共白鳩会の大勢の皆様方とともに拝読して、更に環境保全への認識を深めて参りたいと思います。                               再拝
2007年10月11日
白鳩会会長 大久保 恭子


投稿: 白鳩会会長 大久保 恭子 | 2006年10月11日 21:18

大久保さん、

 さっそく足を運んで下さり、ありがとうございます。

 これを機会に、白鳩会運動にも芸術性を取り入れていただければ幸甚です。(笑)

 『秘境』は、ご期待を裏切らない作品であることを祈っています。

投稿: 谷口 | 2006年10月11日 21:52

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