« 子殺しは避妊手術と同等? | トップページ | GM作物とセイタカアワダチソウ »

2006年8月27日

滝川市の発電パネル

 生長の家の講習会で北海道の滝川市へ行ったが、8月26日の『北海道新聞』の夕刊に「週刊フムフム」という子供向けのカラー別刷り紙面がついていて、そこで風力発電を特集していた。子供向けの記事とはいえ、私の知らないことがいろいろ書いてあり勉強になった。例えば、足利工業大学の牛山泉副学長の文章によると、現在世界中で回っている風力発電の合計出力は6000万kwhで、原子力発電所の60基分に相当するという。そのうち導入が進んでいる国はドイツ、スペイン、アメリカ、デンマークの順で、日本は9位なのだそうだ。それでも日本全国の風力発電の出力は110万kwhだから、原発1基分になるらしい。日本の大型風車は計1千基を超え、そのうち北海道は22.4%を擁し、都道府県別では全国一になるという。ちなみに、2位以降は青森県(16.6%)、秋田県(9.0%)、鹿児島県(7.9%)、岩手県(6.3%)の順だ。

 北海道の風力発電施設は、北は稚内から南は松前町まで続く日本海側の海岸線を主体に設置されている。中でも大規模なのは稚内市の宗谷岬ウインドファームで、1千kw級の風車を57基も並べ、同市の全消費電力の約7割を供給しているという。ユニークなのは、同じく宗谷管内浜頓別町にある「はまかぜ」という愛称の風車(990kwh)で、これは市民が出資した国内初の市民風車だという。総事業費2億円の約8割の市民が拠出し、NPO法人が設立した株式会社が運営する。大型風車のメカのことも知らないことが多かった。最近の風車は、ブレード(回転翼)とは別に小さい風向・風速計が載っていて、そこからの情報に基づいて自動的に風車全体の向きやブレードの傾きを制御するらしい。そして、台風が来たときなどは、ブレードの傾きを風の流れに平行にすることで、回転を止めるという。私は、台風時には、風車のブレードがぶんぶん回ってどうなってしまうのか不思議に思っていた。
 
 ところで滝川市では、夕食前のひと時を妻と2人で散歩することにした。宿舎から滝川駅まで徒歩10分ぐらいの距離を歩いたが、土曜日の夕方にしては人通りが少ない。店は閉まっているものが多く、開いていても客は少ない。地方都市へ行くとよく見かける現象だ。人口減少に加えて、郊外型の大型店に客を奪われて町の中心部がさびれているのだ。そんな中で、駅近くに太陽光発電パネルをズラリと並べた近代的な施設が見えた。「町が衰退している中で、なかなか前向きの姿勢の企業があるなぁ~」と思いながら、そちらの方へ歩を進めて行った。写真を2~3枚撮ってから、太陽光パネルの反対側を見たら「生長の家」と書いた表札がある。「エッ?」と思って上方を見ると、背の高いポールの上の大看板に「生長の家空知教化部」と書いてある。「ああ、ここはわれらの運動の拠点だったのだ!」と心が熱くなった。

Snisorachi  生長の家の空知教化部は昨年、環境マネージメント・システムの国際規格である ISO-14001 を取得したと同時に、建物の屋上ではなく、駐車場に10kwhの太陽光発電パネルを設置した。この設置場所もよく研究されていて、この時すでに西日が傾いていたが、太陽光は横長のパネルの全面に当っていて、陰の部分はどこにもなかった。空知管内では初めての大型パネル設置ということで、地元メディアからも注目されたそうだ。同教区の幹部の方々は、今回の講習会に際しても大いに推進活動を展開され、前回を上回る受講者数で会場を満たしてくださった。感謝、合掌である。
 
谷口 雅宣

|

« 子殺しは避妊手術と同等? | トップページ | GM作物とセイタカアワダチソウ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 滝川市の発電パネル:

« 子殺しは避妊手術と同等? | トップページ | GM作物とセイタカアワダチソウ »