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2006年3月 4日

梅林を歩く

 東京は久しぶりの清々しい晴天である。気温は10℃とまだ寒いが、春の訪れは否定しようもない。空気が柔らかく、そこはかとなく花の香りを含んでいる。この「花」の中には、ツバキやスイセン、ジンチョウゲなどの目で楽しめる花だけでなく、スギなどの「目に楽しめない」花も含まれるようだ。天気予報には、このスギ花粉情報が盛り込まれるようになった。

 昨日の午後、ジョギングで神宮外苑まで足を延ばし、バッティング・センターの前でストレッチをしていた時、薄茶色の乾いたイモムシのようなものがアスファルトの上で潰れていた。啓蟄にもならないのにイモムシがいるはずがないと思い、よく観察してみると、これがどうも“スギ花粉”の発生源らしい。私はその時、大きなヒマラヤスギの根元で脚を伸ばしていたのだが、注意して見回すと、同じ“乾燥イモムシ”が周囲にはいくつも落ちている。手で曲げると簡単に崩れ、中から薄茶色の粉が出てくる。季節から考えて実や種ではないだろうから、このイモムシが花であり、花から出る粉は「花粉」に違いなかった。

 ところで、私の自宅2階の寝室からは、庭の紅梅がよく見える。七分咲きぐらいで、花びらの隅々まで朝日をいっぱいに浴びて嬉しそうだ。今日は、翌日に生長の家の講習会が開かれる大阪へと出発する。寝室で旅支度をしながら紅梅の花を眺めていると、気分も晴れやかになる。その可憐な花びらの桃色は、1枚の花びらの中心部が一番濃く、周縁に向うにつれて薄くなっていることに気づく。それらが5枚合わさり、中心から白い毛先のような繊細なオシベを何本も伸ばしている姿は、小さい花ながら結構豪華である。

PlumBlo01  午後からは、生長の家講習会のために大阪へ飛んだ。宿舎は、講習会場となる大阪城ホールのすぐ近くだったから、日が出ているうちに、と妻と連れ立って大阪城公園の梅林へ向った。今春、日本各地で花の開花が2週間ほど遅れていると聞いていたが、東京の庭で七分咲きなのだから、若干南に位置する大阪なら……と淡い期待をしていたのが、的中した。公園に植えられた数多くの木の半分ほどが、花を付けていた。とにかく種類が多いのが有り難い。固い蕾のものから満開に近いもの。白い花も薄桃色、濃桃色のもある。天に向って枝を伸ばしたものも、傘を思わせる枝垂れ梅もあった。そういう花を讃えながら、妻と2人でゆっくりと公園をそぞろ歩く。時間は短かったが、贅沢な気分を味わえた。
 
 数々の梅花讃えて日暮れかな
 
PlumBlo02

 最後に付け加えると、ヒマラヤスギの花粉は厳密に言うと“スギ花粉”ではない。なぜなら、この木は日本語の呼称だけでなく、英語でもヒマラヤン・シーダー(Himalayan cedar)とかインディアン・シーダー(Indian cedar)といってシーダー(杉)の名があるにもかかわらず、生物学の分類ではマツ科に属するからだ。

谷口 雅宣

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コメント

合掌ありがとうございます
 兵庫教区の松尾と申します。いつも素晴らしいご指導をありがとうございます。
 大阪での講習会の事なのですが、
私は菜食で、最近は一日二食にしていますのでお弁当は必要ないのですが、
隣りの受講者の方が、私が食事をしない様子なのを見て、
 お弁当券があったので余分にお弁当をもらったが、帰りに梅園に寄りたくなったので食べてくれないかとのこと、
 最近はなんでも有り難く戴くのではなしに、(そうしていたらきりがないので)菜食だとはっきり言うようにしているので、中身に肉や卵や魚があると戴けませんと申し上げましたら、
 幕の内のような具合で、ミートボール等が入っていましたので、これはお持ち帰り下さいとお願い致しました。

 そうしましたら、午後からのご講話が、肉食をなるべくしないようにとの内容で、
 とても気まずい思いをしました。
 菜食を勧めつつ配ったお弁当に肉が入っているということで、とても申し訳なく感じたのです。

 お弁当の種類が、少し選べるようになればと思いました。菜食の人は小食ですから、おにぎりだけでも十分ですし、それなら費用はかからないと思いますが。

 他に申し上げる方が思いつかず思い切って投稿させて戴きました。とても恐縮です。

投稿: 松尾かおり | 2006年3月 7日 12:27

松尾さん、

 コメント、ありがとうございました。

 全国の6箇所にある生長の家の本部直轄練成道場では、食事に“肉”を出さないようになっていると思います。しかし、教区での食事については、まだ考え方が徹底していないようですね。考えさせていただきます。


投稿: 谷口 | 2006年3月 7日 12:48

初めまして、私はみこと申します。
どの教化部にも所属しておりませんで、生長の家の御本の一誌友であり、また生長の家の素晴らしい真理によって、この世を生かさせて頂いております真理探求主婦でございます。雅宣先生のブログが大変面白く、また深い真理の勉強になるということで、最近になって拝見させて頂くようになりました。

するとどうでしょう!菜食者の方の書き込みがあったので、思わず投稿させて頂きました。
実は先日の3月3日、宇治別格本山のホームページ「E-VOICE」に、“不殺生菜食者”というタイトルで投稿させて頂いた、私も菜食者の一人なのです。
私は『生命を守りたい!』という強い思いから不殺生菜食を始めさせて頂ました。詳しい内容は「E-VOICE」をご覧頂ければ幸いなのですが・・。

「練成の際のお食事はどのようになっているのでしょう?私のような不殺生菜食者でも、大丈夫でしょうか?」という問いに、宇治の担当の方から下記のようなご丁寧な回答を頂けました。
―― 牛肉、豚肉、鶏肉などのお肉類は一切出ていません。加工品も出していません。しかし、魚介類などは出しています。おみそ汁、お吸い物などのお出しは、かつお、煮干しなどです。ここでは動物性のものを一切使用しないというのは、なかなか難しいものがあります。また、シチュウやカレーなども肉類は一切入っていませんが、市販のルーを使いますので、動物性のうまみは入っているものを使っています。だしも昆布椎茸などだけとなると難しいでしょうね。
練成会で絶対菜食といわれると限られたメニューになりますが、事前に申し出があれば検討致しますので、ぜひ、お申し出下さい。練成会のお越しをお待ちしております。――

上記のご回答に対して、私は次のようなお願いもさせて頂きました。
・・・事前に申し出があれば検討して頂けるとのことですが、菜食者にもそれぞれのタイプがあるようで、それなりの準備なども必要になるのではないか思います。また、菜食者でも対応してもらえるという旨を、出来れば皆に分かるようにして頂ければ、私と同じような菜食者の方が気軽に練成に参加する機会も増えるのではないでしょうか?・・・

残念ながら、「私と同じような不殺生菜食者の方で練成に参加された方にお聞きしたいのですが、練成でのお食事はどのようにされておられるのでしょうか?」の問いには、どなたからもご回答が得られず、今回の松尾さんは中身に肉や卵や魚があると戴かないと仰っておられる菜食者なので、この問いに答えて頂けるのでは?と思い、果たしてこの場をお借りして良いもかと思いつつも投稿させて頂いた次第です。

私は魚も魚肉として頂いておりません。また、たとえ無精卵であっても、タマゴというのは生命の象徴である気がするので、私は食しておりません。牛乳・チーズ・バター・ヨーグルトなどの乳製品は、お分け頂くという気持ちで食させて頂いております。
練成道場や教化部でのお食事の魚やタマゴも、今後は摂取を遠ざけて行かれるのでしょうか?そうであれば、不殺生菜食者の私としては大変有り難く、この上ない喜びでもあります。

投稿: みこ | 2006年3月10日 18:06

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