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2005年12月 3日

小アジの煮干

 生長の家講習会のため高知市に来た。宿舎は、高知城の近くにある新阪急ホテルである。ここは講習会でこの地に来るたびによく泊まる所で、過去何回か、チェックイン後に城まで歩いて行ったことがある。ということで、今回は商店街を歩くことにした。ホテルから大通りを城側へ渡って東へ数ブロック行くと、「大橋通り」という賑やかなアーケード街に出る。ここは“土佐の台所”と呼ばれている商店街で、青果や魚介等の食料品を専門に扱う店が軒を接して並んでいるが、そこから直角に東へ曲がる通りには、衣料品店、文具店、土産物店などが並ぶ。店の種類がはっきりと区分けされているのが面白い。

 大橋通りの一角に「ひろめ市場」という食品売場がある。大型のテントで区画されたコーナーで、土佐藩の家老、深尾弘人蕃顕(ひろめしげあき)の屋敷跡の近くにあることから、この名があるそうだ。テントの中には、セルフサービス式の飲食店が何軒も入っていて、女子高生から頭の白い紳士まで、さまざまな年恰好の客がいてにぎやかである。

 この市場では、魚介類の種類の多さが印象に残った。東京の市場では見られないような青緑色の大型のカニが、これまた大きなハサミを結わえられたまま樽の中でひっくり返っていた。つついてみると、脚を動かした。その近くには、鮮血色のクジラ肉が木箱の中いっぱいに広げてある。また、巨大なウナギを思わせるウツボが、皮を剥かれて何尾も長々と横たわっている。かと思うと、試食自由のケンピの専門店がある。つまんでポリポリと食べてみる。ショウガ入り、ゴマ入りは当然として、シナモン、ガーリック、ユズ、青海苔入りもあれば、「砂糖抜き」とか「砂糖少量」などもあり、バラエティーに富んでいる。買うのに迷ったすえ結局、3種が入った詰め合わせを1袋買った。
 
 妻はここでもう一つ買物をした。煮干である。家にある分が、もう少なくなっていたからである。別の日に渋谷の市場へ行くよりも、ここで今買う方が時間の節約になると思ったそうだ。普通の小さいイワシの煮干の入った袋を一度手に取ったが、その隣に小アジの煮干の袋もあったので、私がそれを買うように勧めた。せっかく高知まで来ているのだから、渋谷ではあまり見かけない珍しいものの方が面白いと思ったからだ。妻も、その説明に納得した。その時、妻に言わなかったもう一つの理由があった。それは、小アジの煮干の方が「絵になる」と思ったからだ。体長5~6cmくらいの煮干は、砕けてしまわずに形が整っているものが多く、表面がほんのりと青光りしていて、なかなか美しいと感じたからだ。そこで、ホテルの部屋にもどってから、ペンで描いてみた。

Niboshi

 
谷口 雅宣

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コメント

高知、はりまや橋のたもとに「浜幸」というお菓子屋さんがあります。ここのオーナーを嘗て取材したことがありますが、もともと大地主で、高知空港の近くまで農地がありましたが、戦後の農地改革で土地が無くなりました。はりまや橋の近くの貸していた土地が残り、ここで菓子の置き売りからスタートしました。今では和菓子のみならず、南国高知の果樹を使った洋菓子の分野にも進出、高知有数のお菓子屋さんになりました。

投稿: 久保田裕己 | 2005年12月 7日 01:56

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