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2005年10月14日

ショッピングバッグに“革命”?

 ビニール製のレジ袋が世界を席捲してから久しいが、便利ながら環境への配慮のないこのバッグに代わる“革命的”な買物袋が発明され、ヨーロッパとアメリカで特許を取ったらしい。14日付の『ヘラルド朝日』紙のオピニオン欄で、マイケル・パドノス氏(Michael Padnos)が紹介している。

 記事によると、この買物袋は折り畳み式の布製で、日用品からスポーツ用品、玩具、学習用具など何でも入れられ、洗濯もできる。手提げはないが、体の前後に垂らして肩に担げば両手が空き、手は自由にイヌの引き綱や子供の手、手提げ鞄、携帯電話、傘などを持つことができる。薄くて強い布だから破れることはなく、手の大きさほどに畳めるという。フランス人の発明家、ヴェロニーク・モルテマード・ドゥボワッセさん(Veronique Mortemard de Boisse)が4年がかりで考案したもので、名前を「小さな大袋(Little Big Bag)」というらしい。

 マルセイユ市と近辺の町は、それぞれのロゴが入ったこの袋をすでに何千個も注文し、船で来訪する観光客に袋をタダで渡して、ビニール袋で深刻化するゴミ問題をやわらげるつもりという。また、ある医療品会社は、リウマチや腰痛で悩む人々の需要を当て込んで大口の注文を出した。さらにこの「小さな大袋」は、フランスのテレショッピング専門局の視聴者の投票で、2005年度の最良商品に選ばれている。ドゥボワッセさんは今、同国の大手スーパー・チェーンと50万~100万個の商談中で、アメリカ国内の販売ルートも探しているという。このような大きな動きの背後には、フランス議会がこの11日に、ビニールのレジ袋の使用を2010年1月から禁止する法案を全会一致で可決し、ヨーロッパ議会も同様のことを考慮中であることがある。

 これだけの説明では今ひとつイメージがつかめない人は、ドゥボワッセさんの運営しているウェッブサイトを覗いてみるといい。フランス語が分かればなおいいが、分からなくてもこの“大袋”を肩に掛けた男女モデルの写真がある。これを見れば「百聞は一見にしかず」だ。生長の家でもレジ袋削減運動をしているから、この袋にロゴマークを入れて人々に勧めてみるのはどうだろう? 環境問題は、もうすでに議論の時期は過ぎ、実践の段階に来ているのだから……。

谷口 雅宣

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