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2005年10月 5日

シイタケが出た

 東京の自宅の庭でホダ木で栽培しているシイタケから、“芽”がモコモコ出始めた。それを見ると、心もワクワクする。春にも“芽”は出たが、疎らで形もよくなく、7本あるホダ木のうち全く“芽”が出ないホダ木の方が多かった。今年の春は雨が少なかったし、温暖化の影響もある昨今は、シイタケが「自然に出る」のは難しいことなのかと思っていた。しかしその一方で、長崎の生長の家総本山でシイタケ栽培を担当している人に聞いてみると、難しいことはなく「何もしなくても自然に出る」と言う。だから、自分のやり方がオカシイに違いないと思っていた。

 ところが今年の春、日曜日の朝のNHKでシイタケ作りの“名人”が登場して、その人が言うには、シイタケの“芽”を出させるには温度や湿度の管理も重要ながら、何か「刺激」を与える必要があると話していた。この「刺激」のことで思い出したのは、私がホダ木を買った相手の人も同じことを言っていたことだ。その人によると、刺激には「叩く」「水に浸ける」「音楽を聞かせる」「雷が鳴る」……などがあるという。最初の2つは納得したが、次の2つは冗談を言っていると思った。しかし、NHKの番組では、その“名人”はヒモに吊るしたホダ木をコンクリートの壁みたいなものにブチ当てていた。

ShiitakeMT0

 それを思い出した私は、10月1日の朝、7本のホダ木のうち4本を50cmぐらいの高さからレンガ敷きの床に2回落とし、さらに水道水をホースでたっぷりかけてやった。7本全部に同じことをしなかったのは、「刺激」を与えたものと与えなかったものとの違いを見ようと思ったからだ。するとどうだろう、4日の朝、「刺激」を与えたもののうち3本から、ちゃんと白い“芽”が頭を出していたのである。「ヤッタ!」と思った。何か関門を1つクリアーした気分だった。

ShiitakeMT1

 ものの本によると、シイタケのホダ木栽培はすでに元禄年間(1688~1704年)から伊豆地方などで始まっていたらしいが、原木に種を植え付ける現在の栽培法が考案されたのは1935年という。品種はいろいろあるが、発生温度によって高温系(15~20℃で発生)、中温系(10~20℃)、低温系(5~15℃)の3つに大別されるという。私の家にあるのは「肉丸」という名前のついた品種だが、今ごろ発生するところから考えると、きっと高温系なのだろうと思った。この本には、しかし「刺激」を与えないで発生させる方法もあり、それを「自然栽培」と呼び、そのほかに「浸水、冷却、加湿などの刺激を与えることにより、時期を問わずに発生させる不時栽培」があると書いてある。とすると、私が育てている品種は中温系や低温系である可能性も出てくるのだ。

ShiitakeMT2

 いずれにせよ、生物がぐんぐん成長し立派になる姿を見ることは楽しく、収穫して味や香りを楽しめるとなると、さらに嬉しいものである。
 
 谷口 雅宣

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コメント

私が勤めている会社では、今朝から「ロハス」という言葉が飛び交っています。
ロハスについてのサイトをご紹介しますが、雅宣先生の生活とマッチする部分が多いと思います。
http://www.lohasclub.jp/what_is_lohas/top.php

(私信です)

投稿: 久保田裕己 | 2005年10月 7日 16:35

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