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2005年7月25日

熱波、アメリカを襲う

 夕食後の小閑時に、妻が7月分の売電料金票をもってきて「今年は発電量が少ないわね」と言った。わが家の太陽光発電パネルで作った電気を東京電力に売った分の数字が、そこに記載してある。それを見ると「196 kWh」であるが、その下に比較用に小さく書いてある去年の同時期の数字は「305 kWh」なのだ。今年の7月の東京は、それだけ曇り空が多かったということだろう。それに、去年は7月に東京は39℃を記録したから、晴れの日が続いていたということだ。それに加えて、台風が連続して何個も日本に上陸したことを思い返すと、去年はずいぶん大変な夏だったということが分かる。今年の夏はどうだろうか。

 夜になって大粒の雨が断続的に降り出した。大型台風の7号が近づいてきたからだ。新聞情報によると、この台風は雨が降る範囲が広く、さらに勢力を強めながら日本に近づいており、速度も時速25キロと遅いから、長時間にわたって雨が降り続く恐れがある。水害が心配だ。明日(26日)の夜に名古屋付近に上陸し、北上して関東を直撃しそうだ。しかし幸いなことに、今夏の関東地方は(今のところ)気温がそれほど高くない。今も壁にかけた温度計は28℃である。これに比べ、北アメリカは大変な熱波に襲われているらしい。

 25日付の『ヘラルド朝日』紙によると、アメリカの西部はここ数週間熱波に襲われ、カリフォルニア州のデスバレーで54℃を記録したのを初め、過去2週間で西部の高温記録が200も塗り替えられた。また、アリゾナ州フェニックスでは先週だけで少なくとも20人(主としてホームレスの人々)が死亡したという。今朝放送されたABCニュースの報道では、23日にはアメリカの64都市で38℃以上となり、翌24日には13州の75都市で38℃以上を記録した。この中には西部の州だけでなくミルウォーキー(ウィスコンシン州)、シカゴ(イリノイ州)、セントルイス(ミズーリ州)、コロンバス(フロリダ州)なども含まれているそうだ。

 地球の温暖化にともない、科学者たちは気象が激しくなると予測しているが、その通りのことが起こりつつあるように思う。アメリカの人々には気の毒なことだが、これによって京都議定書への復帰を望む声が高まってくれることをつい期待してしまう。何せ、かの国が世界で最も大量の温室効果ガスを排出しているのだから、何の努力もしないというのでは国際社会のリーダーたりえないだろう。

谷口 雅宣

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