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2005年3月20日

オナガの飛来

午後になって、都心にあるわが家の庭にオナガが2~3羽飛来した。

オナガは、その名のごとく尾がスラリと長く、黒い帽子をかぶったような配色の頭をしたハトほどの大きさの鳥だ。ぱっと見では「灰青色」をしているが、それは羽と尾の色で、胴体は白い。カラス科の鳥で雑食だ。黒い頭は愛嬌があるが、ギャーギャーと鳴きながら餌をつつくのを見ると、何か獰猛な感じもする。

今春、彼らの姿を庭でみかけたのは、これで3日目だ。もう10年以上前には、20羽ぐらいが群をなして庭の餌台に来襲して大変にぎやかだったが、ここ数年はまったく姿を見せなくなっていた。今日は、オナガのほかにシメの姿も見られた。こちらはハトよりやや小型の鳥で、くちばしは薄い黄色、背中が茶色をしている。日本では北海道で繁殖し、本州には冬鳥として渡ってくるものだ。それが春分の日に東京にいたということは、彼らにとってここはまだ「冬」ということだろう。その通りに、今日は曇天で寒かった。

ところで、3月18日の『産経新聞』には、「カラス、人間 知恵比べ」と題した記事が載っていて、そこにカラスのことを「増加の一途をたどり、ごみの散乱などの問題を引き起こしている」と書いてあったが、これは記者(とデスク)の勉強不足だ。石原知事になってから、東京都はカラスの大量捕獲(と殺戮)を行ったことは有名で、そのおかげでカラスの数は目に見えて減少した。私は、この“カラス大捕獲作戦”の随伴現象として、同じカラス科のオナガの姿が東京都心で見られるようになった、と解釈している。つまり、カラスが減った分、オナガのすみかと食べ物が増えたのではないか。私は石原知事の言動には常々多くの疑問を感じているが、この点に関しては、彼は東京都内の生物多様性の維持に貢献したと考え、評価している。

谷口 雅宣

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コメント

「カラスは増加一途」という新聞記事は誤りだと書いたが、その補足をします:

 『産経新聞』2004年2月25日付けには、4段組の見出しで「都内のカラス大幅減少」と書かれ、つぎのような記事が掲載されている。(リードのみ複写)

 都内に生息するカラスが昨年12月末の時点で約2万3400羽となり、前年同期に比べ、約1万2000羽も減少していることが分かった。捕獲による駆除と、ゴミ集積所対策が順調に進んだことが理由とみられる。都では今後も対策を強化し、最終的にカラスを7000羽程度まで減らしたい考えだ。

投稿: 谷口 | 2005年4月 5日 14:34

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